蕨の季語は、春。まるで約束したかのように、
立夏の前に、蕨刈りの声がかかりました。
木曽の里山に住む友人からの「出たわよ」の
電話で駆けつけ、目いっぱいの収穫。もう何
年も続いています。
ところが、今年は、立夏が過ぎ、大型連休が終
わっても、まだまだとのこと。
5月になっても、連日のように、霜注意報、残
雪さえも、という具合。蕨は伸び上がってみた
ものの、頭から萎れてしまうと言います。
ようやく出揃い始めたのは、5月も中旬になっ
てから。
季節が何やら変。なにやらおかしい。春を迎え
る溢れるばかりの嬉しさと、ときめき。
そんな季節の喜びはもう味わうことが、出来な
いのでしょうか
・ 石ばしる垂水の上の早蕨の萌え出づる
春になりにけるかも
志貴皇子
立夏の前に、蕨刈りの声がかかりました。
木曽の里山に住む友人からの「出たわよ」の
電話で駆けつけ、目いっぱいの収穫。もう何
年も続いています。
ところが、今年は、立夏が過ぎ、大型連休が終
わっても、まだまだとのこと。
5月になっても、連日のように、霜注意報、残
雪さえも、という具合。蕨は伸び上がってみた
ものの、頭から萎れてしまうと言います。
ようやく出揃い始めたのは、5月も中旬になっ
てから。
季節が何やら変。なにやらおかしい。春を迎え
る溢れるばかりの嬉しさと、ときめき。
そんな季節の喜びはもう味わうことが、出来な
いのでしょうか
・ 石ばしる垂水の上の早蕨の萌え出づる
春になりにけるかも
志貴皇子