575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

5月句会の結果です。    遅足

2013年05月19日 | Weblog
遅くなりました。5月句会の最終結果です。
今回は7人の出席。ごらんのような結果となりました。

題詠「若葉」

①綿毛持つ少年の頬若葉風(えみ)智恵・鳥野・静荷
②どこまでも若葉あふれる東山(麗子)
③垣若葉とぎれとぎれにバイエルが(晴代)鳥野・佐保子・狗子・郁子
④おしゃべりがすぎる若葉を風はやす(郁子)
⑤濃淡の色あり楽し若葉かな(すみ)
⑥空を曲げ若葉に消ゆるティーショット(立雄)智恵・能登・静荷・遅足・晴代
⑦濃淡のゆらぎ集めて楠若葉(亜子)能登・すみ
⑧目には若葉若者には小(ち)さき画面(静荷)
⑨三山をのせて大地の若葉かな(遅足)狗子・麗子・亜子・晴代・立雄
⑩京若葉して静かさを取り戻す(佐保子)えみ・遅足
⑪ぶな若葉しずくの中に宇宙あり(能登)智恵・えみ・狗子・立雄
⑫千年の木に千回の若葉かな(狗子)鳥野・能登・佐保子・静荷・えみ・麗子・郁子・亜子・すみ・立雄
⑬若葉風ピーターパンの通り抜け(智恵)佐保子・遅足・麗子・郁子・亜子・すみ・晴代
 
自由題
 
①真白なりなんじゃもんじゃのあるを知る(佐保子)静荷・亜子
②今一度来ませうぐいすわが宿に(静荷)
③この国の希望絶望蟻の道(亜子)鳥野・佐保子・静荷・遅足・狗子・郁子・立雄
④老ひてなほ菖蒲湯の香に酔ひにける(立雄)智恵・鳥野・郁子
⑤初鰹薬味の下で出番待つ(すみ)能登・遅足
⑥母の日の高くつく子の家事代行(郁子)智恵・能登・狗子・亜子・晴代・立雄
⑦丸々と廃炉跡地のクローバー(晴代)えみ・遅足・すみ
⑧サンダルのつま先眩しテラス席(麗子)佐保子・えみ・狗子・郁子・すみ・晴代
⑨車止めすとんと五月座ります(えみ)能登・麗子
⑩てふてふや遺書に書くべきこと持たず(遅足)えみ・晴代
⑪閖上(ゆりあげ)の海で泣いてるカーネーション(能登)智恵・鳥野・静荷・麗子・亜子
⑫仕舞湯の菖蒲は細くなりにけり(狗子)佐保子・麗子・すみ・立雄
⑬すきま風肌身染み入る夫婦旅(智恵)

次回は6月19日(水)午後1時  東鮨
題詠は「恋」です。2008年に一度、恋の題詠がありました。
その時に負けない句を!
コメント
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