575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

川床(かわどこ)をゆらして料理運ばるる  遅足

2014年06月06日 | Weblog
京都の貴船神社に行ってきました。
奥の院よりさらに上流へ。
車を止めて清流に手をひたせば、川の水はひんやりと心地よい。
期待したホトトギスの声は聴けませんでした。
ふと堰の上を見ると、黒い鳥影が・・・二羽。
水の中に嘴を入れて餌を探していました。
清流に棲むカワガラスです。こんな近くで見たのは初めてです。

お昼は川床料理。女将の呼び込みにつられて貴船茶屋へ。
気温は30度近くありましたが、川床は半袖では寒いくらい。
奥さんは上着を取りに車へ。

二人連れは少なく女性のグループが中心。
川音とおしゃべりのなか、料理を楽しみました。
川床は、案外揺れるのでした。

            
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サングラスかけてあの世に旅立てり    佐保子

2014年06月06日 | Weblog
サングラス姿でしか思い出せない人。
そんな人はサングラスのまま、あの世に逝くのでは?
きっと三途の川もサングラス姿で渡って・・・と、作者。

郁子さんは、また別の読みを。
サングラスをかけると世界から色が消えていきます。
それを、あの世が見える、と読みました。

  サングラス掛くれば吾に霊界見ゆ   三好潤子

サングラスをかけると思わぬものが見えるようです。

  うつし世の裏をじつくりサングラス  加藤房子

  昭和史の裏まで視えたサングラス   上月大輔

マッカーサーのサングラスを思い出しました。
彼には日本人はどのように見えていたのでしょうか?

                    (遅足)
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