手で皺を伸ばして整えることを手熨斗(てのし)というそうです。
取り出した夏服のちょっと気になる皺を手熨斗、
これで良しとしよう、という主婦の気持ちを素直に詠んだ佳句。
辞書を引くと手熨斗とは
①江戸時代、貴人が目下の来客に応接する時の礼法の一種。
結んだ熨斗鮑のしあわびを貴人が手ずから取って与えること。
②手火熨斗(てびのし)に同じ。
手火熨斗とは、金属製の片手鍋のような容器を温めて、
その熱と重みで布のしわをのばすこと、とあります。
子供の頃にみたことがあります。
その後、炭火を使ったアイロン。さらに電気アイロンへと進化。
今では、そのアイロンも姿を消しつつあるようです。
我が家でも、どこか部屋の片隅で眠っているのでしょう?
ここ十年以上見たことがありません。
嬰のもの手熨斗に畳む小春かな 片岡 祥子
追伸
この句、夏の暑いのにアイロンをかけるのはちょっとイヤだな。
こういう気持ちが込められているのを読み取らなくてはダメでは?
と、奥さん(佐保子)から指摘されました。
遅足
取り出した夏服のちょっと気になる皺を手熨斗、
これで良しとしよう、という主婦の気持ちを素直に詠んだ佳句。
辞書を引くと手熨斗とは
①江戸時代、貴人が目下の来客に応接する時の礼法の一種。
結んだ熨斗鮑のしあわびを貴人が手ずから取って与えること。
②手火熨斗(てびのし)に同じ。
手火熨斗とは、金属製の片手鍋のような容器を温めて、
その熱と重みで布のしわをのばすこと、とあります。
子供の頃にみたことがあります。
その後、炭火を使ったアイロン。さらに電気アイロンへと進化。
今では、そのアイロンも姿を消しつつあるようです。
我が家でも、どこか部屋の片隅で眠っているのでしょう?
ここ十年以上見たことがありません。
嬰のもの手熨斗に畳む小春かな 片岡 祥子
追伸
この句、夏の暑いのにアイロンをかけるのはちょっとイヤだな。
こういう気持ちが込められているのを読み取らなくてはダメでは?
と、奥さん(佐保子)から指摘されました。
遅足