575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

夏服句会の最終結果です。        遅足

2014年06月20日 | Weblog
W杯一次リーグ、ギリシャ戦。ニッポンは善戦。
しかし結果がついてこなかった。
一敗一分、一次リーグ突破は相手の結果次第。
ギリシャもよく戦った。
両軍選手たちの健闘を称えたい、思います。

              

さて夏服がそろった句会の結果はご覧の通りです。

題詠「夏服」

①夏服や紅顔少尉候補生(狗子)能登・智恵・静荷
②女子生徒夏服までの腕まくり(静荷)結宇
③民よそに議論暴走クールビズ(立雄)智恵・晴代・郁子・すみ
④夏服に雪の身体を隠しけり(遅足)狗子・亜子・麗子
⑤夏服の父の残像国敗れ(亜子)結宇・遅足・晴代・静荷・麗子・狗子・佐保子・立雄
⑥基隆(キールン)に着きて船員夏服へ(佐保子)えみ・麗子
⑦夏服や手でしわ伸ばし良しとする(すみ)能登・智恵・亜子
⑧夏衣引き出し箪笥スルスルと(智恵)佐保子
⑨いつの間に痩せし父の夏衣(童子)郁子
⑩夏服の似合う親父になれぬまま(能登)えみ・遅足・亜子・静荷
⑪夏服の園児ゆるキャラと握手す(麗子)童子
⑫夏服と疲れを脱いで素のわたし(えみ)遅足・晴代・すみ
⑬夏服のはしゃぐ生徒の声高く(郁子)結宇・童子・佐保子・立雄
⑭出す出さぬまよう二の腕夏の服(晴代)能登・童子・えみ・狗子・郁子・すみ・立雄
⑮夏服に腕擦る音や空上がり(結宇)

自由題

①おもいっきり青春の味夏蜜柑(狗子)えみ・静荷 
②青き汗悲鳴嘆息嗚呼ニッポン(智恵)
③ゆっくりと母逝きて月ただ白く(童子)智恵・遅足・郁子・佐保子
④紫陽花や肩を落として雨を待つ(すみ)結宇・童子・亜子・郁子・麗子・立雄
⑤六月や万年筆の書き心地(麗子)えみ・遅足・晴代
⑥親知らず抜きて親の句半夏生(佐保子)狗子
⑦楽隊のきらめく音色夏来る(亜子)童子・晴代・郁子・麗子
⑧大空は青き流刑地夏燕(遅足)智恵・狗子
⑨くちなしの蕊に働き蜂群れる(立雄)
⑩木下闇車次々吸い込みぬ(静荷)遅足・立雄
⑪羅や後ろ姿を意識して(能登)結宇・晴代・すみ・静荷・麗子・えみ・佐保子
⑫ラムネ抜く発進します恋の味(えみ)すみ
⑬叱られて立たされており芥子坊主(郁子)能登・結宇・狗子・静荷・佐保子
⑭挨拶の声もくぐもる梅雨じめり(晴代)能登・智恵・亜子
⑮音に知る破れ (ヤレ)戸を潜る蚊のいくつ(結宇)能登・童子・亜子・すみ・立雄

次回は7月16日(水)午後1時  東鮨
題詠は「夕立ち」。
自由題は、自由あるいは「晩夏」を詠んで下さってもOKです。

コメント
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