八艘跳び。源平合戦最後の壇ノ浦の戦いで、
平家の敗北を悟った平教経(のりつね)は、
敵の大将を冥途の道連れにしようと、
義経を目指して一人船を漕ぎ出していきます。
教経が「勝負!」と呼びかけるものの、義経は
闘いを避けるため、鎧を着たまま、ヒラリと宙を飛んで
傍らを通りかかった味方の船に乗り移ったといいます。
八艘跳んで逃げたことから八艘跳び、と。
萩の花が咲きそろっています。
風が吹くと揺れる様は白波のようです。
どこからか飛んできた虻。
波にのまれることなく飛ぶ様子を八艘跳びに喩えました。
白萩と波間をひとつにした方が良いかも知れません。
白萩の波間や八艘跳びの虻
ちょっと説明的になりすぎたかも。(遅足)