575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

加減よく菜にふる塩や冬はじめ  晴代

2018年11月28日 | Weblog

高山の観光園での「菜洗い」のニュースを見ました。
冬になると紹介される定番のイベントです。
洗っているのは赤蕪や白菜。素手ですから手も真っ赤。
昔なら皹、皸ですね。

洗いあげた白菜、蕪は塩を振って漬け物に。

 沢庵や家の掟の塩加減  高浜虚子

家々でそれぞれの塩加減がありました。
炊き立ての新米と一緒に食べたら美味しいでしょうね。

塩は人間の生活に欠かせません。
江戸時代には、名古屋でも塩作りが行われ、
信州まで運ばれていったそうです。 

 塩の道また仏みち木の葉散る  団藤みよ子

塩を菜に振るという内容には、歳時記の定番。
新しさを出すには、どうしたら良いでしょうか?  遅足
コメント
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