秋の夜長。柱時計が時刻を知らせていますが・・・?
狂っているようです。
今の時計は狂うことはほとんどありませんね。
この句に、不思議な雰囲気のあるのは「狂い打ち」という
下五のせいでしょうか?
子供の頃、真夜中に聞いた柱時計の音。
どことなく不気味な感じがしたのを思い出します。
みじか夜や柱時計の音の謎 久保田万太郎
久保田万太郎の聞いた音もきっと同じですね。
ここ半世紀で身の回りのものが大きく変わりました。
若い頃は腕時計と万年筆を持つことがあこがれでしたが、
いまは、時計もペンも必要ありません。
スマホひとつで済んでしまいます。
確かに便利です。でも少し寂しい気もします。 遅足