575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

空と海 縫いあげてゆく 春驟雨  殿

2020年05月08日 | Weblog


空と海という平行線を布に置き換えた視点と
春驟雨という潔い表現に惹かれます、と紅さん。

昔、モンゴルの大草原を小型飛行機で飛びました。
振り返ると、黒い雲と大地の間に水のカーテンが。
夏の夕立だったのでしょうか。
天と地の相聞。雷の声も聞こえたように記憶しています。
大空を飛ぶ鳥たちはこんな大きな風景を見ているんですね。
鳥の目の一句です。
中七の「縫いあげてゆく」が秀逸。(遅足)
コメント
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