575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

かたつむり マスク二枚の 生命かな <殿様>

2020年06月21日 | Weblog


コロナ禍で配布される二枚のマスクの時事句。某友人は
いまどき珍しい8人家族。やっと届いたマスクは汚れて
いて使用済のような印象。洗って使う気になれず捨てし
まったそうです。これも私たちが国に預けた税金。無駄
使いはやめてほしいと愚痴をこぼしていました。

ちなみに、コロナ対策のマスクは郵送料まで含める500
円程度とか。国が国民の生命につけた値のような気がし
ます。

赤紙は太平洋戦争における兵役の召集令状。縦15cm、
横23cmのピンク色の薄い紙だったそうです。赤紙の
配布は深夜が多く「招集令状を持ってまいりました。
おめでとうございます」が口上。この赤紙の郵送料が
一銭五厘。そのため、生命は一銭五厘の値といわれた
との由。太平洋戦争では民間人も含めると100万とい
う尊い生命を失っています。そして、75年という月日
が流れました。しかし、私たちの生命の値は変わって
いない気がします。
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竹中さんが朝日歌壇に初登場!

2020年06月21日 | Weblog
 
21日の朝日新聞の歌壇。選者は高野公彦さん。
コロナ禍を詠んだ歌です。

 コロナ禍で外出もせずひとり居て放哉(ほうさい)を読む〈咳をしてもひとり〉
                          (日進市)竹中敬一

素晴らしい。おめでとうございます!遅足
コメント (2)
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