575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

一人は必要でしょうか?   遅足

2020年06月22日 | Weblog

  雨だれの音一人聴くかたつむり 麗子


雨だれの音。ショパンのピアノ曲「雨だれ」を
かたつむりが聴いている情景が浮かびます。殿様。

カタツムリと自身を融合したのでしょうね。
静かなひと時を感じます。結宇さん。

かたつむりの「孤独 」に共感します。能登さん。

ショパンの雨だれを聴いているのでしょう。
きれいな句だと思います。紅さん。

メルヘンです。少し頭をかしげて雨音をきく
かたつむりが浮かんで絵本のようです。郁子さん。

        

良い句ですね。
どんな状況で一人なのか?一切、書かれていません。
作者は状況の暗示より「一人」を選びました。
中七をまったく変えることも可能です。
さあ、夏井先生なら? どう判定されますでしょうか・・・。
コメント (5)
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