人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

植物図鑑-21 ミスミトケイソウ

2024年12月31日 | 野の花山の花

少しだけ夜明けが早くなったような・・・気がする、寒空に三日月が。

 

トケイソウ科ミスミトケイソウ、南アメリカ原産の帰化植物、

日本では沖縄諸島の林縁に分布する、クダモノトケイソウの原種かな?

 

この植物の名前を思い出せないのでGoogleレンズで検索したら、なんと自分のブログが出てきた。

何時のころか投稿していたんですね、植物の名前はおろかそんなことまで忘れているとは、

年の瀬に改めてボケ老人になったことを実感したしだいです。来年もよろしく。


植物図鑑-20 ギンネム

2024年12月30日 | 野の花山の花

12月30日、今日の日の出は太陽柱を伴っていた、空気が冷え込んできた。

 

マメ科ギンネム、熱帯アメリカ原産の外来種、日本では奄美大島以南・小笠原諸島に分布する。

繁殖力が非常に強いので、道端がほとんどギンネムの木で覆われている所もある。

 

ねむの木同様、夜になると葉を閉じて眠る、これは眠った状態のギンネムの枝です。

 

マメ科であるから豆のさやが成る、乾燥すると硬くなり弾けて豆を飛ばす。

 

ギンネムの豆です、戦時中腹の減った兵隊さんがこの豆を煮て食ったら、

頭の毛が全部抜けてしまったそうだ、あな恐ろしや。(そうゆう成分が含まれているそうです)


植物図鑑-19 キダチハマグルマ

2024年12月29日 | 野の花山の花

キク科キダチハマグルマ、九州南部以南に分布する、これは下地島南端の砂浜で撮ったもの。

砂浜の草本群落から海岸林に移行する境界付近に生えている。

 

下地島の海岸林です、アダン・モンパノキ・クサトベラを主とする植生が琉球石灰岩の崖に生えている。

青い空に白い砂浜、木々の濃い緑が目に染みる、亜熱帯の島に来たんだと実感します、北海道は真冬です。


植物図鑑-18 ツルナ

2024年12月28日 | 野の花山の花

ツルナ科ツルナ、北海道から南西諸島まで全国的に分布するそうだが北海道では見たことない。

南西諸島では海岸の砂地によく生えている、見た目も食感もホーレンソウによく似ているそうだ。

旅先なので自分で採って料理するわけにもゆかず、ホテルや民宿でも食材としては出てこない。

 

ツルナの花と種、栄養豊かな野菜らしいがシュウ酸を多く含むので生食には向かないらしい。

同じく海岸植物のオカヒジキもシュウ酸を含むので塩味っぽい味がする、近くの海岸で採れるのでたまに食する。


植物図鑑-17 ハマダイコン

2024年12月27日 | 野の花山の花

アブラナ科ハマダイコン、こんな所にも生えて花を咲かせています、野生植物の逞しさ。

 

海岸から少し内陸へ入ったところには群生しています、環境が良ければ花の色は薄くなります。

この根を引っこ抜いて大根おろしにして食べたことありますが、味もそっけもない木の根同然でした。

葉はみそ汁の具材にしてみたら、普通の大根の味がしました、昔若かったころの話です。


植物図鑑-16 アメリカスズメウリ

2024年12月26日 | 野の花山の花

亜熱帯の「藪」です、蔓性の植物が多く藪漕ぎには苦労しそうです。こんな所に生えているのが・・

 

ウリ科アメリカスズメウリ、北アメリカ原産の帰化植物、沖縄では2000年ごろ分布が確認された、

最近入ってきたようだ、どうりで図鑑には載っていない。

 

未熟なものは色形が瓜そっくりだが食用にはならないそうだ、熟すと黒くなる。


植物図鑑-14 ミズガンピ

2024年12月24日 | 野の花山の花

ミソハギ科ミズガンピ、奄美諸島以南の海岸に広く分布する常緑低木、縮れた花弁が特徴です。

 

このような琉球石灰岩の上に根を下ろしている、極めて生命力の強い植物です。

 

やはり南の島の浜辺は、何にも無い白い砂浜がいいな、どこまでが海なのか陸なのか?

北海道も雪が積もって何にも無い白い世界になってしまったが。


植物図鑑-13 ヤエヤマヒルギ

2024年12月23日 | 野の花山の花

ヒルギ科ヤエヤマヒルギ、沖縄本島以南に分布する、西表島浦内川河口に大群落がある。

マングローブ植物としては他にメヒルギ・オヒルギ等があるが、写真有ったかな、探してみよう。

 

伊良部島から下地島に沈む夕日を見る、対岸の林の向こうは飛行場です。

海に点在する大小の岩は津波石、1771年の明和の大津波によって打ち上げられたものとされているが、

年代測定の結果500~600年前の津波によるものとの説も有ります。


植物図鑑-12 ソクズ

2024年12月22日 | 野の花山の花

スイカズラ科ソクズ、西日本以南に分布する、特に珍しくはないが下地島に沢山生えていた。

中国から薬用に移入したものが野生化したものと言われ、一応外来種か。

 

黄色い蜜腺が特徴ですが、花とは別の所に付いている、

これじゃ虫が来ても授粉の役に立たないと思うのだが。

 

伊良部島と下地島を隔てる水路、地形学的に言えば「海峡」ということになるのかな。

もともと一つの島だったものが、ここでパキッと割れたといった感じ。

宮古島諸島の断層の卓越方向は北西~南東方向、

来間島東海岸の断層崖の延長方向はここと一致する、この海峡?は断層地形ですね。