人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

夏雲と初夏の花々

2024年06月29日 | 野の花山の花

昨日は夏雲に誘われて山へ行ってきた、暑かった。

 

これはヒロハツリバナの木なんだが、花がなんか変、こんな花だったかな?

 

タニウツギの花がちょうど見頃を迎えていた、満開だ。

 

頂上付近ではまだ半分ツボミ、この方が風情が有って良い。

 

ベニバナイチヤクソウは全山上から下まで満開だった、夏ですね。

 

今年のニワゼキショウは全滅したかと思ったが、場所を変えて繁殖していた。

 

六月下旬になると花より種の方が多かった。

 

小さな花だが、この気品のある青紫色が好きです。


夏至の頃 道端に咲く花

2024年06月21日 | 野の花山の花

6月21日は夏至、陽射しが強くなってきました、木漏れ日に映える草の葉です。

 

エゾアカバナ、細長いのは種の入ったサヤです。

 

カタバミ、花の心が赤いのはウスアカカタバミ?

 

まだ開花していませんがクマイザサ(九枚笹)の花です。

 

コメツブウマゴヤシ、小さな花ですがクローバーの仲間です。

 

シロバナニガナ、花が黄色いのはハナニガナと言います。

 

ニワゼキショウ、正式名称はアヤメ科ヒトフサニワゼキショウ(一房庭石菖)。

 

ヒメヘビイチゴ、ヘビと名が付くから実は食えない?

 

ミゾホオズキ、水辺でなくとも湿った所に生えています。

 

番外、ミズゴケ、一年中水気の切れない所に生えています。


手稲山 今時の野の花山の花

2024年06月14日 | 野の花山の花

何時もの山路に立つダケカンバの老木、下を歩いているとき倒れてこなきゃいいんだが。

以下、ワラビ採りに行った時撮った今時の野の花山の花です。

 

ミネザクラだと思うのだが、山の上ではまだ桜の花が咲いていた。

 

ムラサキヤシオとオオカメノキ、新緑の中に赤と白が良く目立つ。

 

樹高15cmほどのウコンウツギの木に花が四つ咲いていた。

 

ミヤマハンノキの雌花、これから球果となり来年の春まで枝にぶら下がる。

 

オオアマドコロの花、草むらの中にカメラを入れ下から撮る。

 

タチツボスミレだと思うのだが、スミレは種類が多く分かりません。

 

ニワゼキショウの群生地に草刈りが入ってしまったので今年の花はさびしい。

 

ユキザサはまだツボミ、別名アズキナで春の山菜です。

 

ツボミが下を向きうなだれているので、これはハルジオンの花。


今時 蝦夷地に咲く野の花山の花

2024年05月30日 | 野の花山の花

山の雪が解けると、空の雲も形が変わってきます、ドンヨリ・ノッペリとした冬の雲から

形のはっきりとした夏の雲になります。

五月もそろそろ終わりだが、二十四節気ではもう夏です、六月二十一日は早くも夏至です。

北海道では暦の上の季節と実際の季節感にズレが有ります、なにせここは昔の蝦夷地ですから。

そんな蝦夷地の裏山に咲く初夏の野の花山の花です。

 

エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)とサンカヨウ(山荷葉)、

雪解け時期や標高などにより開花時期に差が有ります。

 

オオハナウド(大花独活)、辺り一面が真っ白になるほど群生しています。

 

中央部と周辺部では花の形が異なるオオハナウドの花。

 

カキドオシ(垣通し)、沖縄方面で見かけるキランソウの仲間です。

 

クサノオウ、漢字では草の黄とも瘡王とも書きます、ケシ科の有毒植物。

 

クルマバソウ(車葉草)、花弁は四枚ですがたまに五枚も有ります。

 

シラネアオイ(白根葵)、まだ咲いています。

 

ツバメオモト(燕万年青)、実の色がツバメの頭に、葉の形が万年青に似ているから、分かりやすいネーミング。

 

ハルザキヤマガラシ(春咲山芥)を撮っていたらエゾシロチョウが二頭飛んできた。

 

冬には赤い色した枝のミズキ(水木)に花が咲いた。


外来種のヒメフウロ

2024年05月29日 | 野の花山の花

フウロソウ科ヒメフウロ(姫風露)、数年前から裏山で道端などに分布を広げている。

図鑑などには「日本では本州・四国の石灰岩地帯に自生」とあるが、それがなんで北海道のこんなに?

 

実はこれ、外来種のヒメフウロで日本産とは別物、園芸用として持ち込んだものが野生化したのでしょう。

背の高い草叢の中でも咲いている、そのうち裏山全体に分布を広げたりして。


5月22日の手稲山から

2024年05月23日 | 野の花山の花

5月22日、手稲山頂上から、周辺の山々の雪はすっかりと消え新緑の季節となった。

 

頂上付近にわずかに雪が残るのみ、天気よいが風強く空にはレンズ雲がかかる。

 

頂上の気温14℃、今の時期としてはこんなもんか。暑からず寒からず、絶好の山行日和。

 

標高の低い所から順に、ムラサキヤシオが咲く。

 

オオカメノキも咲く。

 

コヨウラクツツジも咲きだした。

 

標高850m付近では、まだミネザクラが咲いていた。

 

花を見に行ったんだか、オニギリ食いに行ったんだか。


エゾエンゴサクとキバナノアマナ

2024年04月28日 | 野の花山の花

エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)とキバナノアマナ(黄花の甘菜)、どちらも春一番の山菜です。

延胡索なんていかにも中国語的だが、元々は漢方薬名からきている。

山菜としては全草を食用にするが、葉と花をお浸しにして食べてみたが、くせが無く美味しい。

キバナノアマナは名前のとおり食べると甘い味がするそうだ、これは食ったことない。

 

エゾエンゴサクは公園や市街地など、雪が少なく生育環境の良い所では大きくなるが。

 

積雪の多い山地では、せいぜいこんな大きさにしかならない。


キタコブシとシデコブシ

2024年04月27日 | 野の花山の花

早春はコブシの花の咲く季節、コブシの花は遠目で見るとみな同じに見えますが。

 

これはキタコブシ(北辛夷)、花びらが6枚です、北海道の野山に咲いているのはこのキタコブシ。

 

これはシデコブシ(四手辛夷)、花びらが12枚~18枚、北海道では公園樹として植えられている。

四手って何だ?しめなわ(注連縄)なんかにぶら下がっている白い紙で作ったヒラヒラしたやつ、

花がこれに似ているからシデコブシ。


手稲山に咲くランの花 その他いろいろ

2024年02月03日 | 野の花山の花

サイハイラン、山麓の薄暗い林床に咲いています。

 

サイハイランの花、ピンク色の唇弁と黄色のしべ柱が見えています。

 

クモキリソウ、これも中腹の林内に生えています。

 

タカネトンボ、花は小さく地味だが艶のある葉が特徴。

 

オニノヤガラ、山麓から中腹にかけて咲く、草丈1.0mぐらい。

 

オオヤマサギソウ、中腹の林縁や道端に咲いている。

 

オオヤマサギソウの花、いかにもラン科の花といった形をしている。

 

アリドオシラン、昨年初めて見つけた落ち葉の中に咲く小さな花。

 

アリドオシランの花、大きさ数mm程度です。

 

おまけ、我が家のベランダにも遊びに来てくれるシジュウカラ。