今日は台風並みの低気圧が北海道を通過中、これで雪もだいぶ解けるでしょう。
悪天候で家に籠もって話題がない、なのであちこちで撮りためた日本の森の
写真でも投稿します(二番煎じも有ります)。
まずは日本の国土の上の方から、と言っては良くないのだが、
要するに北海道の北東部です。
雌阿寒岳の中腹に分布するハイマツの森、背が低いので灌木林か。
これより上(標高の高い所)は森林限界で高山植物の世界です。
ハイマツ帯を下ってくると、トドマツやアカエゾマツの針葉樹の森になります。
この道の向こうにヒグマが居たらどうしよう、そんな雰囲気の森です。
針葉樹の森に射す木漏れ日、この光の中に角の大きな雄鹿がスクッと立っていたり
すると絵になるのだが。
北海道南西部のブナの純林、こんな所にこそヒグマが居るのだが、
でもブナの森の雰囲気は明るいです。
日本列島を一気に南下して、福井県越前海岸の東尋坊の右隣の雄島の森です。
この島は暖かい対馬海流の影響を受け、ヤブニッケイ・タブノキ・スダジイなどの
南方系の樹木の森が発達しています。
「屋久島は月のうち、三十五日は雨」雲雨に煙る屋久島の中腹の照葉樹林です。
屋久島の海岸は亜熱帯、宮之浦岳の頂上は亜寒帯、一つの島の中に日本列島の
全ての気候分布が有り、それぞれに対応した森が見られます。
屋久島白谷雲水渓の苔むした森、これも月に三十五日の雨のたまものです。
沖縄本島ヤンバルの森、ブナ科のイタジイなどを主とする森で、福井県の雄島
と似た様な植生も見られます。って言うか雄島がこちらに似ているのだが。
石垣島まで南下して、海岸近くの亜熱帯の森、ヒカゲヘゴなんかが出てきたりして
それらしい雰囲気になってきました。
石垣島の亜熱帯の薄暗い森の中、ティラノサウルスなんかがドスンドスンと
出てきそうな気配、映画の見すぎか。
日本列島3,000kmを10枚の写真にまとめてしまったが、白神山地のブナの森と
宮崎県の綾の森の照葉樹林へはぜひ行ってみたいな。