人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

日本の森の写真

2013年04月07日 | 写真

今日は台風並みの低気圧が北海道を通過中、これで雪もだいぶ解けるでしょう。

悪天候で家に籠もって話題がない、なのであちこちで撮りためた日本の森の

写真でも投稿します(二番煎じも有ります)。

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まずは日本の国土の上の方から、と言っては良くないのだが、

要するに北海道の北東部です。

雌阿寒岳の中腹に分布するハイマツの森、背が低いので灌木林か。

これより上(標高の高い所)は森林限界で高山植物の世界です。

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ハイマツ帯を下ってくると、トドマツやアカエゾマツの針葉樹の森になります。

この道の向こうにヒグマが居たらどうしよう、そんな雰囲気の森です。

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針葉樹の森に射す木漏れ日、この光の中に角の大きな雄鹿がスクッと立っていたり

すると絵になるのだが。

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北海道南西部のブナの純林、こんな所にこそヒグマが居るのだが、

でもブナの森の雰囲気は明るいです。

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日本列島を一気に南下して、福井県越前海岸の東尋坊の右隣の雄島の森です。

この島は暖かい対馬海流の影響を受け、ヤブニッケイ・タブノキ・スダジイなどの

南方系の樹木の森が発達しています。

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「屋久島は月のうち、三十五日は雨」雲雨に煙る屋久島の中腹の照葉樹林です。

屋久島の海岸は亜熱帯、宮之浦岳の頂上は亜寒帯、一つの島の中に日本列島の

全ての気候分布が有り、それぞれに対応した森が見られます。

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屋久島白谷雲水渓の苔むした森、これも月に三十五日の雨のたまものです。

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沖縄本島ヤンバルの森、ブナ科のイタジイなどを主とする森で、福井県の雄島

と似た様な植生も見られます。って言うか雄島がこちらに似ているのだが。

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石垣島まで南下して、海岸近くの亜熱帯の森、ヒカゲヘゴなんかが出てきたりして

それらしい雰囲気になってきました。

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石垣島の亜熱帯の薄暗い森の中、ティラノサウルスなんかがドスンドスンと

出てきそうな気配、映画の見すぎか。

日本列島3,000kmを10枚の写真にまとめてしまったが、白神山地のブナの森と

宮崎県の綾の森の照葉樹林へはぜひ行ってみたいな。