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【一口紹介】
◆出版社 / 著者からの内容紹介◆
林住期とは、社会人としての務めを終えたすべての人が迎える「第3の人生」。
自己本来の人生に向き合う、50歳から学ぶという選択、心と体を支える「気づき」…。
現代人の黄金時代をどう生きるかを指し示す1冊。
古代インドでは生涯を四つの時期に分けて考えたという。
■学生期(がくしょうき)・・・0~25歳
よく学び、体を鍛える。
■家住期(かじゅうき)・・・25~50歳
仕事に励み、家庭を維持する。
■林住期(りんじゅうき)・・・50~75歳
仕事を離れ、真の生き甲斐をさがす。
■遊行期(ゆぎょうき)・・・75~100歳
自らの死に方について考える。
「林住期」とは、社会人としての務めを終えたあと、すべての人が迎える、もっとも輝かしい「第二の人生」のことである。
「林住期」の生き方で人生の価値は決まる!女も旅立ち、男も旅立つ「林住期」。これまでと全く違った革命的人生のすすめ。
◎新しい男女関係を創る
50歳になったら家庭は一度解体する。離婚の必要はない。
◎犀の角の如くひとり歩め
人脈と付き合いを年々減らし、最後はひとりに。
◎孤立こそ自由な時間
旅に出るもよし、学ぶもよし、退屈もよし。
◎30代から林住期に備える
「人生の収穫期」への準備期間。
◎林住期の健康を維持する
うつと食事と呼吸法。
【読んだ理由】
私も林住期。
【印象に残った一行】
本来の自己を生かす。
自分をみつめる。
心のなかで求めていた生き方をする。
他人や組織のためでなく、ただ自分のために残された時間と日々を過ごす。
それが「林住期」という時期ではないか。
そして、そこにこそ人生の真の黄金期があるのではないか。
私たちはふだんあまり物事をつきつめて考えることなく暮らしている。
くよくよ考え始めたら一歩も前に進めない、ということもたしかだ。
しかし、頭でそれを考えずとも、人間の体は正直に、敏感に物事を本質を感じとっている。
人間はいずれ死ぬものであり、他者を犠牲にして生きのびるものだと感じている。
この私たちの一瞬一瞬が死への休みない旅であることも感じている。
ブッダは教える。
「息を吸うときには、息を吸っている自分に気づこう(意識を集中させよう)。
吐いているときには、吐いている自分に気づこう。歓びを感じながら息をしよう。心を感じつつ、心を静めて呼吸をしよう。
心を安定させ、心を自由にとき放つように息をしよう。
そして、無常を感じ、生の消滅を感じ、自己を手放すことを意識しつつ呼吸しよう」と。
【コメント】
林住期(50~75歳)、自分のための残りの人生を如何に生きるか!