![]() | 青べか物語山本 周五郎新潮社このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
◆出版社からのコメント◆
うらぶれた漁師町浦粕に住みついた“私”の眼を通して、独特の狡猾さ、愉快さ、質朴さをもつ住人たちの生活ぶりを巧みな筆で捉える。
【読んだ理由】
久しぶりの「山本周五郎」作品。
【印象に残った一行】
『苦しみつつ、なおはたらけ、安住を求めるな、この世は巡礼である』
【コメント】
この物語の舞台は、今はディズニーランドで有名な千葉県浦安(作中では浦粕)、貧しい昭和初期の猟師町のあけすけで、濃密な人間の生き様が巧みに描かれている。
なお「青べか」の「べか」は舟のこと。

