日本男道記

ある日本男子の生き様

居酒屋

2007年10月27日 | 読書日記
居酒屋
ゾラ,古賀 照一
新潮社

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【一口紹介】
◆出版社の内容紹介◆
ゾラの小説は、はいりやすい。それにすごく今日的なのだ。まじめに働き天国へ這い上がったのに、分相応を知らず再び地獄へ落ちた女の話。

洗濯女ジェルヴェーズは、二人の子供と共に、帽子屋ランチエに棄てられ、ブリキ職人クーポーと結婚する。彼女は洗濯屋を開くことを夢見て死にもの狂いで働き、慎ましい幸福を得るが、そこに再びランチエが割り込んでくる……。《ルーゴン・マッカール叢書》の第7巻にあたる本書は、19世紀パリ下層階級の悲惨な人間群像を描き出し、ゾラを自然主義文学の中心作家たらしめた力作。
ゾラの小説は、はいりやすい。それにすごく今日的なのだ。
まじめに働き天国へ這い上がったのに、分相応を知らず再び地獄へ落ちた女の話。

◆著者◆
1840-1902)フランスの小説家。パリ生れ。
事務員・ジャーナリストを経て短編小説の執筆にとりかかり、出世作『テレーズ・ラカン』(1867)ののち、第二帝政下の一家族の歴史を描く連作を発表。
その中に『居酒屋』(1877)『ナナ』(1880)『ジェルミナール』(1885)『大地』(1887)などがある。
1898年ドレフュス事件に際し禁固刑判決を受け、一時英国に亡命した。
不慮のガス中毒でパリで死去。

【読んだ理由】
「読んでおきたい世界の名著」(三浦朱門編)を読んで。

【印象に残った一行】
ロリュ夫婦が彼をつれて帰ろうとした。すると、バスージュはふりかえって、しゃくりしいしい、捨てぜりふをつぶやいた。
『死んじまえば、だ・・ねえ、いいかね・・死んじまえば、それっきりなんだからな』

【コメント】
読んでいて面白いのだが、時折何とも言い得ない嫌悪感を感じた。
読後も何故か心の中にドロドロしたものが残る。そのドロドロが何なのかよくわからない。

 



Daily Vocabulary(2007/10/27)

2007年10月27日 | Daily Vocabulary
4761.deep insight(高い見識)
He always shows deep insight.
4762.hard on(人につらく当たる)
You are being a bit too hard on him.
4763.lawsuit(訴訟)
The victim filed a lawsuit against the company.
4764.incompetence(無能力、無資格)
His every mistake showed his incompetence.
4765.inherent(~につきものの、~に固有の、~に内在の、~にもともと備わって)
You have to assume all risks inherent in the experimental nature of this technology.
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