![]() | 変身 (新潮文庫)カフカ,高橋 義孝新潮社このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
◆出版社からのコメント◆
読み始めてすぐに「何故だ?」と思い、読み終えた直後に「何故だ!」と叫ぶ。
ある朝、気がかりな夢から目をさますと、自分が一匹の巨大な虫に変わっているのを発見する男グレーゴル・ザムザ。
なぜ、こんな異常な事態になってしまったのか……。
謎は究明されぬまま、ふだんと変わらない、ありふれた日常がすぎていく。
事実のみを冷静につたえる、まるでレポートのような文体が読者に与えた衝撃は、様ざまな解釈を呼び起こした。海外文学最高傑作のひとつ。
◆著者紹介◆
(1883-1924)オーストリア=ハンガリー帝国領当時のプラハで、ユダヤ人の商家に生る。
プラハ大学で法学を修めた後、肺結核で夭折するまで実直に勤めた労働災害保険協会での日々は、官僚機構の冷酷奇怪な幻像を生む土壌となる。
生前発表された『変身』、死後注目を集めることになる『審判』『城』等、人間存在の不条理を主題とするシュルレアリスム風の作品群を残している。
現代実存主義文学の先駆者。
【読んだ理由】
{読んでおきたい世界の名著」(三浦朱門編)を読んで。
【コメント】
学生時代に読んだような、読まなかったような。
突然毒虫に変身してしまい、それを疑問にも思わず受け入れながらも、もがき苦しむ主人公と家族の姿。
実は私も人間の姿はしているが、家族にとっては毒虫になっているのではないか・・・・。

