懺悔文(さんげもん)とは
この経文は華厳経の「普賢行願品」から採った有名なものである。
さんげとは娑婆世界で云う懺悔(ざんげ)である。その「懺悔(ざんげ)」の文字が示すとおり、自分の今まで犯してきた悪い行いやあやまちを、自らしっかり認識し、告白し、改めることを述べた文言です。
日本の仏教諸派に於いて、開経偈・三帰依文・誓願(四弘誓願)などと並び、在家檀信徒の日常の読経に広く用いられており、和文を読むことも多い。
原文
我昔所造諸悪業 (がしゃくしょぞうしょあくごう)
皆由無始貪瞋痴 (かいゆむしとんじんち)
従身口意之所生 (じゅうしんくいししょしょう)
一切我今皆懺悔 (いっさいがこんかいさんげ)
読み下し文
我(わ)れ昔(むかし)より造(つく)る所の諸(もろもろ)の悪業(あくごう)は、
皆(み)な無始(むし)の貪(とん)瞋(じん)痴(ち)に由(よ)り、
身(しん)語(ご)意(い)従(よ)り生(しょう)ずる所(ところ)なり。
一切(いっさい)を我(わ)れ今(いま)皆(み)な懺悔(さんげ)す。
現代語訳
私が昔からなしてきた様々な悪しき行いは、
すべて始まりもない太古からの貪りと怒りと愚かさを原因として、身体と言葉と心によってなされたものである。
それら全てを私は今みな懺悔する。
「貪(むさぼり)」「瞋(いかり)」「痴(おろかさ)」は、生命の三つの根本的煩悩であり、仏教ではこれを「三毒(さんどく)」と呼んでいる。
この三毒が原因で、それらは身(からだ)・口(ことば)・意(こころ)の三業によってなされるものだと説く。
ワレワレは、それらの悪行をしていないかどうか、常に反省し、改めるべきものは改め、真人間になれるように仏の前で懺悔する。
この経文は華厳経の「普賢行願品」から採った有名なものである。
さんげとは娑婆世界で云う懺悔(ざんげ)である。その「懺悔(ざんげ)」の文字が示すとおり、自分の今まで犯してきた悪い行いやあやまちを、自らしっかり認識し、告白し、改めることを述べた文言です。
日本の仏教諸派に於いて、開経偈・三帰依文・誓願(四弘誓願)などと並び、在家檀信徒の日常の読経に広く用いられており、和文を読むことも多い。
原文
我昔所造諸悪業 (がしゃくしょぞうしょあくごう)
皆由無始貪瞋痴 (かいゆむしとんじんち)
従身口意之所生 (じゅうしんくいししょしょう)
一切我今皆懺悔 (いっさいがこんかいさんげ)
読み下し文
我(わ)れ昔(むかし)より造(つく)る所の諸(もろもろ)の悪業(あくごう)は、
皆(み)な無始(むし)の貪(とん)瞋(じん)痴(ち)に由(よ)り、
身(しん)語(ご)意(い)従(よ)り生(しょう)ずる所(ところ)なり。
一切(いっさい)を我(わ)れ今(いま)皆(み)な懺悔(さんげ)す。
現代語訳
私が昔からなしてきた様々な悪しき行いは、
すべて始まりもない太古からの貪りと怒りと愚かさを原因として、身体と言葉と心によってなされたものである。
それら全てを私は今みな懺悔する。
「貪(むさぼり)」「瞋(いかり)」「痴(おろかさ)」は、生命の三つの根本的煩悩であり、仏教ではこれを「三毒(さんどく)」と呼んでいる。
この三毒が原因で、それらは身(からだ)・口(ことば)・意(こころ)の三業によってなされるものだと説く。
ワレワレは、それらの悪行をしていないかどうか、常に反省し、改めるべきものは改め、真人間になれるように仏の前で懺悔する。