里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21) | |
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角川書店 |
【一口紹介】
◆内容紹介◆
「社会が高齢化するから日本は衰える」は誤っている!
原価0円からの経済再生、コミュニティ復活を果たし、安全保障と地域経済の自立をもたらす究極のバックアップシステムを、日本経済の新しい原理として示す!!
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
課題先進国を救うモデル。
その最先端は“里山”にあった!!危機を超え未来を生む、すり潰されない生き方を提言!!
◆著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)◆
藻谷/浩介
1964年、山口県生まれ。株式会社日本総合研究所調査部主席研究員。株式会社日本政策投資銀行特任顧問。88年東京大学法学部卒、同年日本開発銀行(現、日本政策投資銀行)入行。米国コロンビア大学ビジネススクール留学、日本経済研究所出向などを経ながら、2000年頃より地域振興の各分野で精力的に研究・著作・講演を行う。平成合併前の約3200市町村の99.9%、海外59ヶ国を概ね私費で訪問した経験を持つ。その現場での実見に、人口などの各種統計数字、郷土史を照合して、地域特性を多面的かつ詳細に把握している。
【読んだ理由】
新聞の書評を読んで。
【印象に残った一行】
里山資本主義は、経済的な意味合いでも、「地域」が復権しようとする時代の象徴と言っていい。大都市につながれ、吸い取られる象徴としての「地域」と決別し、地域内で完結できるものはかんけつさせようという運動が里山資本主義である。
「里山資本主義」とは、お金の循環がすべてを決するという前提で構築された「マネー資本主義」の経済システムの横に、こっそりと、お金に依存しないサブシステムを再構築しておいておこうという考え方だ。お金が乏しくなっても水と食料と燃料が手に入り続ける仕組み、いわば安心安全のネットワークを、予め用意しておこうという実践だ。
【コメント】
現在の日本の抱える課題の多くを一気に解決してくれるような考え方だが、ネーミングがイマイチなのが勿体ない。