映画「ある愛の詩」 Love Story
・製作年 1970年
・製作国 米国
・監督 アーサー・ヒラー
・原作 エリック・シーガル
・脚本 エリック・シーガル
・音楽 フランシス・レイ
・撮影 リチャード・クラディナ-
・出演 ライアン・オニール 、ジョン・マーレー、レイ・ミランド - 、トミー・リー・ジョーンズ - ハンク
・ストーリー
オリバー(ライアン・オニール)はニューヨークのセントラル・パーク・スケート場の観覧席で1人想いに沈んでいた。
彼は若い弁護士で、少し前に医者から、妻のジェニー(アリ・マッグロー)に死期が迫っていると聞かされたばかりだった。
初めてジェニーに会ったのは大学の図書館だった。
ジェニーはそこの館員で、彼を“坊や”と呼ぶ小ナマイキなところがあったが、結局、一緒にお茶を飲みにいく仲になった。
とり合わせとしては不釣合いな2人だった。
オリバーは高名な良家の4世で、アイス・ホッケーだけが趣味の世間知らず、ジェニーはイタリア移民の菓子屋の娘で、バロック音楽好きという共通点のない2人だったが、そのあまりの身分の差が、かえって2人をひきつけたのだ。
オリバーがジェニーのハープシコードの演奏を聴きにいって、モーツァルトやバッハの名を口にするようになって、ふと気がつくと2人はもう恋の虜になっていた。
ある日、ジェニーは突然、フランスへ行くと言い出した。
フランスで勉強したいというのだった。
彼女は今の幸福が束の間のものであり、実らないであろう恋の悲しみから逃げようと考えたのだ。
ロード・アイランド出の貧しい娘と富豪の息子では、あまりに身分が違いすぎるのだ。
しかし、オリバーは問題にしなかった。
そして結婚を申し込んだ。
オリバーは両親にジェニーを会わせた。
彼と父(レイ・ミランド)との間には深いミゾがあった。
母(キャサリン・バルフォア)は息子と夫との間に入ってとりなそうとするが、オリバーは父を軽蔑しきり、父も彼の身勝手さをなじるため、うまくゆかず、父の、送金を中止するという脅しも蹴ってしまう。
2人はロード・アイランドにいるジェニーの父(ジョン・マーレイ)に会いに行った。
彼は2人を歓迎しながらも、前途を心配した。
そして2人は結婚した。
学費や生活費のためジェニーは働き、オリバーは学長トンプソン(ラッセル・ナイプ)に奨学金を申し込むが、名にしおうバートレット家の御曹司が…と、全然相手にもされなかった。
生活は貧しかったが、愛し合う彼らは幸福だった。
やがて、オリバーが優秀な成績で卒業し、2人はニューヨークのアパートを借り、オリバーは法律事務所へ勤めることになった。
新しい生活が始まったばかりのところだったのだ。
オリバーはジェニーに医者の言葉を伝えなかったが、ジェニーはそれを知っていた。
ジェニーの望みでオリバーはスケート場に連れていった。
オリバーが滑るのを見ていたジェニーは、やがて苦しみ出す。
病状は悪化し入院することになった。
息子との仲直りを願っていたオリバーの父が、小切手を届けてきた。
が、もはや金でジェニーの命が買い戻せる時ではなかった。
ジェニーは父に見守られ、愛するオリバーに抱かれて死んだ…。
今日も、セントラル・パークのスケート場の観覧席に腰を下ろして、じっと動かぬオリバーの姿があった。
「 愛とは 決して後悔しない事 」
「Love means never having to say your sorry 」

・製作年 1970年
・製作国 米国
・監督 アーサー・ヒラー
・原作 エリック・シーガル
・脚本 エリック・シーガル
・音楽 フランシス・レイ
・撮影 リチャード・クラディナ-
・出演 ライアン・オニール 、ジョン・マーレー、レイ・ミランド - 、トミー・リー・ジョーンズ - ハンク
・ストーリー
オリバー(ライアン・オニール)はニューヨークのセントラル・パーク・スケート場の観覧席で1人想いに沈んでいた。
彼は若い弁護士で、少し前に医者から、妻のジェニー(アリ・マッグロー)に死期が迫っていると聞かされたばかりだった。
初めてジェニーに会ったのは大学の図書館だった。
ジェニーはそこの館員で、彼を“坊や”と呼ぶ小ナマイキなところがあったが、結局、一緒にお茶を飲みにいく仲になった。
とり合わせとしては不釣合いな2人だった。
オリバーは高名な良家の4世で、アイス・ホッケーだけが趣味の世間知らず、ジェニーはイタリア移民の菓子屋の娘で、バロック音楽好きという共通点のない2人だったが、そのあまりの身分の差が、かえって2人をひきつけたのだ。
オリバーがジェニーのハープシコードの演奏を聴きにいって、モーツァルトやバッハの名を口にするようになって、ふと気がつくと2人はもう恋の虜になっていた。
ある日、ジェニーは突然、フランスへ行くと言い出した。
フランスで勉強したいというのだった。
彼女は今の幸福が束の間のものであり、実らないであろう恋の悲しみから逃げようと考えたのだ。
ロード・アイランド出の貧しい娘と富豪の息子では、あまりに身分が違いすぎるのだ。
しかし、オリバーは問題にしなかった。
そして結婚を申し込んだ。
オリバーは両親にジェニーを会わせた。
彼と父(レイ・ミランド)との間には深いミゾがあった。
母(キャサリン・バルフォア)は息子と夫との間に入ってとりなそうとするが、オリバーは父を軽蔑しきり、父も彼の身勝手さをなじるため、うまくゆかず、父の、送金を中止するという脅しも蹴ってしまう。
2人はロード・アイランドにいるジェニーの父(ジョン・マーレイ)に会いに行った。
彼は2人を歓迎しながらも、前途を心配した。
そして2人は結婚した。
学費や生活費のためジェニーは働き、オリバーは学長トンプソン(ラッセル・ナイプ)に奨学金を申し込むが、名にしおうバートレット家の御曹司が…と、全然相手にもされなかった。
生活は貧しかったが、愛し合う彼らは幸福だった。
やがて、オリバーが優秀な成績で卒業し、2人はニューヨークのアパートを借り、オリバーは法律事務所へ勤めることになった。
新しい生活が始まったばかりのところだったのだ。
オリバーはジェニーに医者の言葉を伝えなかったが、ジェニーはそれを知っていた。
ジェニーの望みでオリバーはスケート場に連れていった。
オリバーが滑るのを見ていたジェニーは、やがて苦しみ出す。
病状は悪化し入院することになった。
息子との仲直りを願っていたオリバーの父が、小切手を届けてきた。
が、もはや金でジェニーの命が買い戻せる時ではなかった。
ジェニーは父に見守られ、愛するオリバーに抱かれて死んだ…。
今日も、セントラル・パークのスケート場の観覧席に腰を下ろして、じっと動かぬオリバーの姿があった。
「 愛とは 決して後悔しない事 」
「Love means never having to say your sorry 」
