【内容紹介】
歴史を学ぶと、希望が生まれる――。“博多の歴女"として人気沸騰中の著者が、各地の学校で伝えてきたエピソードの中から、子どもたちの心に特に響いた話や、美しい“国柄"を守るために、これだけはどうしても次代を担う子どもたちに伝えておきたいと思う話を選び、15編を収録。
北里柴三郎、永井隆、伊能忠敬、島津斉彬、宇喜多秀家、立花宗茂、蒲生氏郷、フレッド=イサム和田、八田與一、村上天皇、正岡子規、西郷隆盛、中江藤樹はいかに生きたのか?
生きる力が湧いてくる15の物語。
生きる力が湧いてくる15の物語。
【読んだ理由】
前回に引き続き白駒妃登美さんの著作。
【最も印象に残った一行】
良知を磨き、良知に従って生きる
中江藤樹先生は、この天から与えられた美しい心を「良知」と呼びました。
「良知」を磨けば「真善美」がわかるようになります。つまり良知を磨けば、本物と偽物の区別がつき、どういう生き方が美しく、逆にどういう生き方が恥ずかしいのかがわかり、善悪を判断する力がつくようになるのです。
良知を磨き、良知に従って生きることが、正しい行いに繋がります。正しい行いとは、世のため人のためになる行いであり、そういう生き方を実践することで、自分の人生も穏やかで安らかなもになっていくのです。
けれども実際は、人は自分の欲望によって、良知を曇らせてしまっています。ですから、良知に至るには、自分の心を絶えず磨き続け、鏡のように輝か輝かやかせておく努力が必要です。
そのためには、日常、五つのことを心がければいいと、藤樹先生はいいます。
和やかな顔つきをし、思いやりのある言葉で話しかけ、澄んだ目で物事を見つめ、耳を傾けて人の話をきき、真心をもって相手をおもうこと。
【コメント】
参考になります、引き続きもう少し他の著書を読んでみよう。