【内容紹介】
内容(「BOOK」データベースより)
貧しい宿場町の行く末を心底から憂う商人・穀田屋十三郎が同志と出会い、心願成就のためには自らの破産も一家離散も辞さない決意を固めた時、奇跡への道は開かれた―無名の、ふつうの江戸人に宿っていた深い哲学と、中根東里、大田垣蓮月ら三人の生きざまを通して「日本人の幸福」を発見した感動の傑作評伝
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
磯田/道史
1970年、岡山県生まれ。2002年、慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(史学)。現在、静岡文化芸術大学教授。史料を読みこみ、社会経済史的な知見を活かして、歴史上の人物の精神を再現する仕事をつづけている
【読んだ理由】
調べてみたら実は二回目。2016年に読んでいました。全く記憶がない。残念至極。
【最も印象に残った一行】
組織人となったとき、上司や大勢に逆らって、自分の家族や友に接するがごとき立場で、言を発することは難しい。
古来、心ある者には才知がなく、才知ある者には心がない、といわれる。
【コメント】
三人の無私の心に心打たれたが、四年前に読んでいた事実には心が少し折れた。負けずの著者の他の著作を読んでみよう。