【内容紹介】
内容(「BOOK」データベースより)
明石家の主、新平は散歩が趣味の健啖家。妻は、散歩先での夫の浮気をしつこく疑っている。長男は高校中退後、ずっと引きこもり。次男はしっかり者の、自称・長女。末っ子は事業に失敗して借金まみれ。…いろいろあるけど、「家族」である日々は続いてゆく。飄々としたユーモアと温かさがじんわりと胸に沁みる、現代家族小説の白眉。
【著者略歴】
藤野/千夜
1962年福岡県生まれ。千葉大学教育学部卒。95年『午後の時間割』で第14回海燕新人文学賞、98年『おしゃべり怪談』で第20回野間文芸新人賞、2000年『夏の約束』で第122回芥川賞を受賞
1962年福岡県生まれ。千葉大学教育学部卒。95年『午後の時間割』で第14回海燕新人文学賞、98年『おしゃべり怪談』で第20回野間文芸新人賞、2000年『夏の約束』で第122回芥川賞を受賞
【読んだ理由】
不明です。芥川賞受賞者だが著者も知らなかった。
不明です。芥川賞受賞者だが著者も知らなかった。
【最も印象に残った一行】
「この本をお読みのみなさん。こんな家族は、ウソだとお思いでしょう?
でも、この家族は実在します。
都内にある昭和の建売住宅で、今も老いた私が、老いた妻の世話を焼いています。
いざとなったら、息子たちがちゃんとするだろうなんて、そんな甘い期待はもうかけらもありません。
いずれに私に介護が必要になったら、さっさと全財産を処分して、施設に入ろうと決めています。
もしそれで息子たちが困るなら、困ればいい。
でも、今はまだこの家で妻の面倒をみなくちゃいけません。そこまでが私の人生の仕事、と覚悟しています。
私明石新平は九十四、妻の英子は九十三歳になりました・・・」
【コメント】
夫婦合わせて180歳、三人の息子は全員独身でパラサイトの50歳前後の息子3人、 長男は引きこもり、次男はしっかり者で性同一性障害 自称・長女、三男は借金まみれ。 しかし一気に読ませて、読後感がとても爽やかです。何でだろう?
夫婦合わせて180歳、三人の息子は全員独身でパラサイトの50歳前後の息子3人、 長男は引きこもり、次男はしっかり者で性同一性障害 自称・長女、三男は借金まみれ。 しかし一気に読ませて、読後感がとても爽やかです。何でだろう?