【原文】
逹巷黨人曰、大哉孔子、博學而無所成名、子聞之、謂門弟子曰、吾何執、執御乎、執射乎、吾執御矣。
【書き下し文】
達巷党(たつこうとう)の人曰わく、大なるかな孔子、博く学びて名を成す所なし。
子これを聞き、門弟子(もんていし)に謂(い)いて曰わく、吾(われ)は何を執(と)らんか、御(ぎょ)を執らんか、射(しゃ)を執らんか。吾は御を執らん
【通釈】
達巷党(たつこうとう)という村から来た人が言いました、
「孔子は何て偉大なんだろう。幅広く学問を学んで一つの分野の専門家とはならない。」
これを聞いた孔子は弟子達におっしゃいました、
「それじゃあ馬車の操縦と弓術、どちらの専門家になろうか?私は馬車の操縦の方が好みだな。」
【English】
A man from Da Xiang Tang said, "How great Confucius is! He studies extensively and does not become a specialist of one field."
Confucius heard this and said to pupils, "Then, which fields should I take, driving a carriage or archery? I prefer driving a carriage."
『論語』とは
読んで字の如く「論じ語る」、孔子と弟子達や要人達との間に交された対話録。
『論語』は私たちの生き方の原点を見つめた思索の宝庫であり、人間性を磨く叡智が凝縮した永遠の古典。
読めば読むほど胸に深く沁み込む簡潔な言葉の数々。
『孟子』『大学』『中庸』と併せて儒教における「四書」の一つに数えられる。
全20編(学而第一~堯曰第二十) 構成され、編の名称は各編の最初の二文字を採ったものであり内容上の意味はない。
したがって、学而第一から順に読む必要はなくどこから読んでもかまわない。
そして晩に送別会とサイト管理ができ
る時間無く、今朝の記事更新は休んで
います。取り急ぎサイトの訪問を優先
しまして、お邪魔しております。今朝
は意図してゆっくり出勤しようと決め
ています。
さて、馬車の方を好む。
深い意図を察するのが難しいのですが、
なんとなく同感と言いたくなる孔子の
言葉です。僕の馬車は何か。今年も
佐渡で考えましょう(笑)。
ご自身の身辺には変化がなかったようですが、お忙しいようですね。
今年度も最終週です。
現役の頃、ゼネラリスト、スぺシャリスト?で議論したことがありますね。結局現役時代はゼネラリスト、退職後はスぺシャリスト(少しおこがましいですが)のような気がします。
我が人生!
思い出しました、現役のころ、期待していた人事がなかった時は、ひとごと(人事)と思ったり、言ったりしていました。