阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

ゆすらうめ(山桜桃梅)の実が熟した。

2016年05月26日 | 花・草・木・生き物
今年は実の個体が大きくて甘い。まだ枝に半分以上残っている。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「さざなみ」を観ました。映画作家のすぐれものが作った45年間連れ添った夫婦の物語

2016年05月26日 | 音楽・絵画・映画・文芸
映画を見ている間に「映画作家」という言葉が頭に浮かんだ。脚本もいいのだろうが監督の作劇が私をドラマの面白さに浸らせてくれた。
 次の展開がわからないように、映画評を読まないいつものスタイルがこの映画にはぴったりだった。イギリスの田園風景の美しさの中で、
ドラマチックなことは何もなく45年間の結婚生活を続けてきた夫婦。このエントリーを書く前に2,3映画評を見たら、
「男女の結婚観や恋愛観の決定的な違いを浮かび上がらせていく人間ドラマ」なんていうのもあったが、全く見当はずれの批評だと思った。

原題  45 Years  製作年 2015年  製作国 イギリス
 或る日スイスの警察から夫あてに手紙が来た。氷河が溶けて、墜落死した夫のかっての許嫁の遺体が氷の中にあるのが発見されたと伝えてきた。
その日から二人の間に微妙に違う空気が入り込んでくる。夫にはしばし亡くなった許嫁への懐旧の念がわいて当然だし、妻は結婚した45年は夫にとって
本来のものではない妥協のものだったのかと疑念がわくのも当然だ。その心の動きや葛藤を二人の主役がごく自然に演じていく。二人はベルリン映画祭で男優主演賞と
女優主演賞を獲得したそうだ。そして二人は最終的に言葉によってまたそれまでの45年間のように寄り添う生活に戻る。
 心の中で思っているだけではなく、言葉にして相手に伝えることの大切さ。夫はそのことを反省しつつあらためて感じた。
夫婦の中でも人はそれぞれ一人一人の人間だ。言葉に出すか出さないか、また出す一言が愛にもなり暴力にもなる。結婚生活30年を越える方々には面白い映画だと思う。
 このような映画が商業映画としてリリースされる英国の「大人の国」ぶりや、村や町の住人の民度の高さは二人が暮らす社会や元の会社の仲間の付き合いの描写の中から
なにげなく伺える。
自分はイギリス映画との付き合いは1961年に公開された「土曜の夜と日曜の朝」から始まった。
人間社会はまず個人があって、それぞれの個人が幸せになるために人の付き合いがあり、社会があるというイギリス社会の通奏低音とその人間社会の基盤の強固さを
イギリス映画を見るたびにいつも感じる。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

がくアジサイの花芽

2016年05月26日 | 花・草・木・生き物
少しづつふくらんでいます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする