テレビ番組の「徹子の部屋」に昨日 オリンピック女子スピードスケート史上で日本初の金メダルを取った ❝小平菜緒❞さんが出ていた。
小平さんは茅野市豊平の出身の人だ。その 豊平は阿智胡地亭の母親の里の玉川の隣りの地区だ。
諏訪大社の御柱祭で 江戸時代のもっと前から現在も 玉川と豊平の住民は一体のチームとして御柱を曳いてきた。
阿智胡地亭の母親は旧玉川村で生まれ育ち玉川小学校を卒業し、小平菜緒さんは旧豊平村で生まれ育ち豊平小学校を卒業した。
2004年の御柱祭りの時に撮影した写真を見直した。
確かにこの時の御柱祭りで一番太い本宮一の御柱を「玉川・豊平」チームが曳いていた。この観衆の中にきっと小平奈緒さんもいたに違いない。
玉川や豊平のあたりは明治時代から冬の田圃に水をためて自然に凍る天然リンクで小学生たちが下駄スケートを楽しんだ土地で、
母も小さい時からよく学校の体育の時間に田圃で滑ったそうだ。
録画した番組を最後までみて思ったのは なるほど彼女は諏訪人の一人として育ったなと。
両親の育て方が日本社会の普通の考えから言えば冷たいように見える。 ある意味 小さい時から子供を独立して扱っているような気がした。
小さい時から自律して生きていけるように仕向けている。だからオランダにスケート留学したときにオランダ語を半年で身に着けた時すぐ気が付いた。
外国の言葉が喋れるようになっても、小平菜緒としての個人の考えがなければ 人に喋る中身がなくて本当の会話にならないんだと。
諏訪人の親の元で育って 他国人とも交わって多様性の娑婆で生きてきた小平菜緒さんだから
番組の間 徹子さんとの会話のキャッチボールが力みのない自然体で交わされていて嬉しかった。