3月にはいった途端に今日の温かさは、三月下旬の頃の最高気温だと、テレビが報じていた。
終日屋外の仕事をしていたが、全く寒さを感じなかった。
この町でお雛様を見た一番最初は、老舗の和菓子屋さんへ買い物に行った時だった。
このお店は、いつも季節感のある雰囲気をうまく取り入れてセンス良く小物の一つまで気を配っているので、楽しい。
この市松人形のお雛様がとても可愛く目に留まったので「残念!今日カメラを持ってきていなかった。」と言う私に、いつでも来てくださいよと愛想良く笑顔で答えてくださる。
そこで出直して再び、今日の夕方お雛様をカメラに頂きたくて、訪ねた。
3日ほど前からカメラの調子がよくないので、ちゃんと写せるのか気がかりだったが、ピンボケはカメラのせいでなく私の腕のせいだから・・・と諦めてUPした。
この小さいお雛様は、お友達の手作りプレゼントだと聞いて、その心の篭ったお雛様をつくづくと眺めた。
きっと優しい人なのだろうなぁと贈り主の人にも思いを馳せた。
ショーケースの可愛いお雛様を見せてもらった後、「公民館にも雛飾りがあるので行きませんか。」と誘ってくださった。
お店のすぐ裏手の公民館は、私たちの会も月1回、ボランテァ活動の指編みと、糸よりに使わせてもらっている公民館である。
2月の活動の時にはまだ飾ってなかったので、「弥生三月ひな祭り」の第1日目に、この町の、公民館での段飾りを見せてもらうことができた。
しかも、この雛飾りをテーマにした、川柳の会の人たちの作品を読ませてもらう機会を得た。
一句、一句、味わいながら、このような公民館活動の発表の場が、立派なお雛様の段飾りとともに、生き生きと町に根付く素晴らしさに感動した。