ミツマタの花は今満開だ。この辺りには花木がないので、ミツマタの黄色が雪洞のように目だって綺麗だ。
ミツマタの花の存在感が甘樫丘の麓から春を発信しているようである。
春うららのようなお天気につられて、明日香までドライブで、別に何処に行こうという目的もなかったが、走っているうちに甘樫丘に差し掛かった時、ぱっと目に入ったのが、菜の花畑だった。
行き過ぎてから、折り返してきて駐車場に車を入れた。
黄色と緑のコントラストが綺麗である。緑はこれから咲く菜の花の葉っぱのようだ。
咲く時期をずらせて丘の麓を飾るかのようである。
道路を隔てて梅の花が咲き、鄙びた趣のある明日香の風景を菜の花越しに楽しむ。
駐車場付近から見る何気ない風景も、春の日には、「いいなぁ!」と穏やかな気持ちになる。
白いタンポポや、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウなど、春の花が敷き詰めて咲いている。
この標識を見ているうちに甘樫丘に登ってみようと言う気になった。
以前何度も登ったのだが、展望台からの眼下に広がる景色が、今の私を惹きつけた。
車に戻り、登山用のストックを持ってきた。
上りも下りも、このような階段が多いので、ストックを持ってきてよかった。
今まではここに登る時ストックなんて全く必要なかったのにと~~~。
畝傍山
香具山
耳成山
大和三山を眼下に見る地点としては、この展望台は最適である。
登ってよかった。
下りの方が転ばないように「ヨイショ・ヨイショ」と声に出してゆっくり降りた。
降り路が沢山あり、かなり端の方に降りてしまって、駐車場まで、飛鳥川に沿ってもどった。
春の小川は さらさらゆくよ 口ずさみながら~~~。