昨日13日の朝、お寺さんの月参りをしていただいた後、前日に比べてとてもいいお天気だったので、ちょっとお出かけ。
前日の雪が山麓線の山の木々に残っている。
道路には全く雪はないので、周りの景色を楽しんでのドライブだった。
着いた所は、大和郡山市矢田町にある、奈良県立民俗博物館。
観梅が目当てであったのだが、「季節展 ひなまつり 人形たちの宴」が開催されていたので先ず博物館へ行くことにした。
せんとくんが、迎えてくれた公園入り口には、枝垂れ梅がもう少ししたら満開になりそうな咲き具合である。
博物館のロビーに、懐かしい火鉢があり、炭火に火が入りその空間がとても暖かく感じる雰囲気である。
常設展「大和のくらし」は何度も来ているが、いつ来ても地域のくらしを支えてきた仕事や、くらしの道具も含めて、機械化が進むまでの人力を興味深く見学する。
豪華な御殿飾りのひな壇や、白木作りの御所のお雛様など観ながら、特に惹かれた内裏様二組である。
上品な古代雛は、由緒ある大和の民家で大切にされてきたのだろうと、見つめながら想像が広がる。
特に私の目を惹いたのは、このお雛様の冠の細工の細やかさと豪華な感じである。
表情も今まで観てきたお雛様と違っている。
着衣の古色は落ち着いた色合いで、打掛の刺繍もかなり込み入って創ってある。
江戸時代後期・19世紀中ごろの内裏雛であると、説明書きが添えてあった。
もう一つ興味を惹かれたのが、この「子供田楽」の二組の人形である。
晴れの舞台で自分の役目を一生懸命に演じる童の表情がなんともいえない可愛さが見られる。
段飾りが沢山あってすばらしかったが、私的に好きなのをUPした。