外観、脱衣所でのサプライズは浴室まで続く。自然石を用い真ん中の浴槽を取り囲む壁
カランという典型的な総湯の形態。此れだけでも落ち着く。さらに正面にはこの共同浴場
の歴史と品格を集約したかの様な壁画が掲げられ、温泉に対する地域の思いが伝わる。
カランという典型的な総湯の形態。此れだけでも落ち着く。さらに正面にはこの共同浴場
の歴史と品格を集約したかの様な壁画が掲げられ、温泉に対する地域の思いが伝わる。
加賀3名湯、山代、片山津、そして今日の山中温泉。総湯『菊の湯』はこれまでの日本の
共同浴場の中でもピカイチ。温泉マニアには夢の御殿湯だ。ガッシリした建物、磨き上げ
られた脱衣場、芸術的な浴室。道後温泉も素晴らしいが地域湯としては此処が上と感ず。
山中温泉:松尾芭蕉句『やまなかや 菊はたおらし ゆのにほひ』から総湯は菊の湯と命名。
泉質:芒硝泉(含石膏){カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉} 48.3℃ PH8.57 773㍑/M
Memoir:関東中部名湯 サンシャイン修善寺 閉館 2022.10.9ネット・☎確認
(過去の記録:2004.12.3)
伊豆修善寺に「踊り子」の影を追って来てしまった。川端康成の「伊豆の踊子」
で一躍有名になった修善寺温泉。温泉場で芸を披露して旅する踊り子一行に
出逢うような気がして天城山を越えて来た。勿論、当時の面影などないのだが。
【Data】単純温泉 59℃ PH8.5 源泉:修善寺温泉事業協同組合集中管理源泉第1配湯所
参考:本物の名湯ベスト100‐43 修善寺温泉(講談社現代新書:石川理夫著)
学術:日本温泉地域自然資産NO.82「独鈷の湯」と伝統的旅館街(日本温泉地域学会編)
参照:①現代の「踊り子」(湯平温泉)
②「本物の名湯べスト100(講談社現代新書 石川理夫著』