お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

永平寺沐浴室(福井県)

2007年12月05日 |  ♨ 関東中部 湯処.

僧堂、東司と共に三黙道場の一つ。この戒律の里に有っては入浴さえ
重要な修行の一つとなる。跋陀婆羅菩薩に三拝し開浴の褐を唱え身も
心も清浄。温泉探査人としてはこの入浴法もいつか果たしたいものだ。
出来るかな…今日はこれ以上の突撃は許されなかったので断念した。

【Data】霊泉  適温 PH6~7  源泉白山湧水

水により悟りを開いたといわれる跋陀婆羅菩薩(ばつだばらぼさつ)が
祀られている。三黙道場(僧堂.東司、浴室)のひとつで、修行僧は入
浴中も私語が禁じられています。筆者は俗界人なので立ち入りできない

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永平寺(福井県永平寺町)

2007年12月05日 |   卍 寺院霊場探訪

禅僧修行の場の中心的場所。この本堂で禅僧の祈りが最高潮となる。開祖道元は比叡山
延暦寺で修行したが強い疑問があり、やがて宋の国、如浄禅(1163-1228)に入門、如浄
の法を嗣ぐことを許され、4年あまりの滞在を終えて帰国。「只管打坐」はその教え、影響。

宗派:曹洞宗  寺格:大本山  本尊:釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒仏

今回、永平寺の訪問は二つの目的がある。一つは修行僧の湯殿を観察すること。もう一つ
放浪の歌人・種田山頭火が永平寺に立ち寄り歌った俳句の「甍」を確認すること。深閑
とした杉木立の中に
永平寺伽藍の「甍」群を筆者も確認した。修行の現場が迎えてくれた。

 「 てふてふ ひらひら いらかをこえた 」(種田山頭火)

俳人種田山頭火も屹度、心では修行僧になり、蝶々のように永平寺境内を眺めたのだろう

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