Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
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WEBERリビルト(洗浄難儀編)

2015-08-20 08:39:14 | Drのメンテ講座

スチームクリーナーを使う

キャブO/Hの基本である内部洗浄はすでに王道マグナスから始まり、アルカリクリーナーに強力キャブクリーナー
まで試しました。

今回はキャブクリーナー+スチーム洗浄という、比較的簡便かつスマートな手法を試みました。


キャブクリーナーを充噴

しばし、時間をおいた後にスチームクリーナーでポートをクリーニングします。


通路の詰まりもチェック

一般的な水洗いよりも、更に有効ではないかと思われます。

何より、短時間で処理できるのと、漬け置きのような面倒さはありません。

今のところ、どの手法がbestであるかは断言できませんが、O/Hするキャブのコンディションにもよるでしょう。


ぜひ試したい超音波洗浄

プロ(キャブ屋)も使ってるようで、洗浄効果を期待出来るアイテムです。

難点はキャブが入るくらいの大きな洗浄機はお財布に優しくないことです。


以上、今のところ試してみた洗浄手法ですが、王道マグナスや強力キャブクリを用いても取れない汚れがあります。

それはまさに忌々しいというしかありましぇん 


カーボンぽいですが・・

この黒いカーボンのような汚れはヤスリやブラスター等で削り落とさないと取れません。

頭貝割れ大根で研究の結果、これはカーボンではなく錆(ラスト)であることが判明しました。

アルミホイ-ルに固着する鉄粉と同じです。

従って、この錆(ラスト)には最適なアイテムがありました。


意味不明

間違えました(汗)。


こちらが正解w

泣く子も黙るラストリームーバーはマグナスと同じように非常に匂う酸性の液体です。

別名鉄粉除去剤とも言われており、アロイの鉄粉を簡単に除去できます。

早速、WEBERに試してみました。


案の定赤紫に変色


ブラシでゴシゴシ


取れちゃいました!



もう一つの難題                        白い石灰のようなこびり付き

鉄粉以上に忌々しい汚れで、フロート室(ポートも?)内という作業のし辛いところに存在します。

マグナス、キャブクリも全く歯が立たずに、ヤスリのようなもので無理やり落とすか、禁断のサンドブラスターで
研磨するしか策がありませんでした。

ブラスターはポートにサンドが詰まる可能性があり、出きれば使いたくありません。

こちらも研究の結果、通常スケール(鱗)と言われるもので、カルシウムやマグネシウムなどの堆積物です。

更なる研究の結果、スケールは白錆とも言われ、アルミに出来る錆と思われます。(鉄には赤錆)

こちらも、前出のラストリムーバーが有効と思われます。

いっそう、フロート室にリムーバーを満たしていけば、ポートも含めて綺麗にクリーニング出きるのではと思い
ます。

ただ今、検証中につき、結果は追ってリポートします。


とりナマズ、多種の手法を用いてWEBERの外内部をクリーニングしました。


スロットルバタフライ側


サイド側


トップ側

ちょっと格好良くブラスト処理もしましたが、アルミの質感が変わるのが悩ましいところです。

お蔵入りしているウエットブラスターを再度使うかも悩ましいところです。

個人的には、ボディ外観はそこまで磨く必要はないかと思います。

今回は、キャブ屋並みのリビルトがコンセプトでした 


次回は待望の組み立て編をアップ予定です。


EUROCARBより二便目が到着

今度は超早い到着でお盆休み中にオーダーしたら四日くらいで届きました!。


新しいアイテム?


本来の姿

スターター装置を撤去した場合の代用カバー(プレート)ですが、ボディにブラスト処理するときのマスキング
代わりに使います。

どうせブラストするならキャブを分解後ではなく、完成状態のまま最小限のマスキングで処理したほうが手っ取り
早いのではと思いました。

禁断のスピンドルB/G部も、交換を前提ならノーマスキングで良いでしょう。

作業は試行錯誤で失敗も多々あるかと思いますが、失敗は成功の元とも言います(笑)。


まさに、リビルト作業は商売抜きと言うか、趣味の域でのお仕事と化しております。

好きこそナントカというように、Drのスキルも向上するのは間違いないでしょう 












コメント (2)
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