安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

チャック・マンジョーネ「RECUERDO」、高崎市の「cafe rest」でデザートピザの軽食。

2023-01-29 19:30:00 | トランペット・トロンボーン

昨日は、高崎市でコンサートを聴いたのですが、ランチを省略し、終演後の4時過ぎに、ヤマダデンキビル内の「cafe rest」でおやつをいただきました。注文したデザートピザは、甘過ぎだった気がします。ほどよい甘さの作品。

CHUCK MANGIONE (チャック・マンジョーネ)
RECUERDO (JAZZLAND 1962年録音)  

   

チャック・マンジョーネ(tp, flh  1940年生)は、1970年代にポップス系の「Feels So Good」(1977年)などの大ヒットを飛ばし、名前も広く知られるようになります。元々は、アート・ブレイキーのジャズメッセンジャーズに在籍(1965~1967年)もしたハードバッパーで、本作はサイドメンも良く、たまに聴きます。

メンバーは、チャック・マンジョーネ(tp)、ジョー・ロマーノ(ts, fl, as)、ウィントン・ケリー(p)、サム・ジョーンズ(b)、ルイ・ヘイズ(ds)。ケリー以下リズム隊のメンバーが揃っていて、特に、サム・ジョーンズのベースプレイが光っています。

曲目は次のとおり。

1  Recuerdo (Chuck Mangione)
2  Big Foot (Charlie Parker)
3  I Had The Craziest Dream (Harry Warren)
4  Solar (Miles Davis)
5  Blues For Saandar (Chuck Mangione)
6  If Ever I Would Leave You (Frederick Loewe)
7  The Little Prince (Chuck Mangnione)
チャック・マンジョーネの自作が4曲、パーカーとマイルスのジャズオリジナルが2曲、スタンダード曲が2曲と、バランスのとれた選曲になっています。

チャック・マンジョーネ(tp)が21歳の時の録音で、充実した内容です。「Recuerdo」では、やや東洋調の曲調が面白く、ジョー・ロマーノの吹くフルートが爽やか、「Big Foot」や「Solar」におけるサム・ジョーンズ(b)のバッキング、ソロが素晴らしい。バラード「I Had The Craziest Dream」では、マンジョーネ(tp)のミュートソロが抒情的で、マイルス・デイヴィスからの影響も感じさせます。「The Little Prince」はタイトルどおり可愛らしいナンバー。

レコードジャケット裏面にある写真。左から、ウィントン・ケリー(p)、サム・ジョーンズ(b)、ジョー・ロマーノ(ts)、チャック・マンジョーネ(tp)。

(参考)本作から「Recuerdo」が聴けます。

Chuck Mangione Recuerdo - YouTube

安曇野市宅で聴いているところです。飾ってあるレコードは、右から、マンジョーネ・ブラザース「The Jazz Brothers」(Riverside)、本作「Recuerdo」、マンジョーネのレコードは2枚しかないので、JAZZLANDレーベルのものを2枚で、ジュニア・マンス「Filet of Soul」、レッド・ガーランド「The Nearness of You」です。

【Cafe resto】

住所:群馬県高崎市栄町1−1 LABI1高崎 5F  LIFE SELECT高崎
ホームページ:カフェレスト (Caferesto) - 高崎(JR)/カフェ/ネット予約可 | 食べログ (tabelog.com)


入口
 
 
店内。高崎駅東口のヤマダ電機ビル5階の飲食フロアにあるのですが、店内は落ち着きがあります。
 
 
椅子も座りやすいものです。
 
 
注文したデザートピザ。想定よりも形が大きく、しかも厚みがあって、とてもデザートとは思えません。
 
 
アイスクリームとベリーの実とジャムが乗っています。
 
 
時間が経つとアイスクリームが溶けるので、大急ぎで食べました。この大きさですから、軽食と言った方がよいかもしれません。もっとも、2~3人分を想定しているのかも。
 
 
ブレンドコーヒー。すっきりとした味わいでした。

ダスコ・ゴイコヴィッチ「AS SIMPLE AS IT IS」、松本市梓川の「MERA(メラ)」のカキフライのスープカレーで夕食。

2023-01-08 19:00:00 | トランペット・トロンボーン

松本市梓川のスープカレーの店「MERA(メラ)」に寄りました。2回目ですが、訪れる人が多く繁盛している様子です。カキフライのスープカリーは、美味しく、また行きます。繰り返し聴いているレコードです。

DUSKO GOYKOVICH (ダスコ・ゴイコヴィッチ)
AS SIMPLE AS IT IS  (Session,  MPS,  BASF 1970年録音)

   

ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp, 1931年生)は、大好きなトランペッターで、近年出されたCDも購入しています。マイルス・デイビスからの影響が見られますが、作曲した作品やアドリブに哀愁フレーズが入るなど個性もあります。本作は、権利の関係からか、CD化されていませんが、日本盤レコードは出ていました。

メンバーは、ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp, flh)、フェルドナンド・ポヴェル(fl)、ラリー・ヴコヴィッチ(p)、イズラ・エッキンガー(b)、クラレンス・ベントン(ds)。国際色豊かなメンバーです。1970年1月23日、ドイツのミュンヘンのクラブ「ドミシル」におけるライブ録音。

曲目は次のとおり。

1  Soul Brothers (Dusko Goykovich)
2  Domicile Blues (Dusko Goykovich)
3  Madison Walk (Dusko Goykovich)
4  As Simple As It Is (Dusko Goykovich)
4曲ともに、ダスコ・ゴイコヴィッチのオリジナルで、やや哀愁を帯びた曲調が多い。

モダン・ハード・バップの快作といってよいアルバム。30年以上前に買ったレコードを、たまに聴きますが、聴く度に興奮させられ、カタルシスを得るような気がします。「Soul Brothers」のゴイコヴィッチ(tp)とポヴェル(ts)の2管によるハーモニーのテーマ、それに続く二人のソロが最大のききもの。以下の3曲はマイナー(短調)の曲のようですが、「Domicile Blues」におけるゴイコヴィッチの美しい吹奏、「Madison Walk」、「As Simple As It Is」におけるポヴェルの熱演などと、聴きどころ満載。

   

ジャケットの裏面

(参考)なお、このドミシルのライブにおける、本アルバムに収録されなかった「I Remember Clifford」、「Inga」、「Tell It Like It Is」の3曲は、Enjaレーベルから発売されたCD「Portrait」に収録されていて、廉価の日本盤が出ています。拙ブログの関連記事:ダスコ・ゴイコヴィッチ「PORTRAIT」

安曇野市宅で聴いているところ。飾ってあるレコードは、左から、アルヴィン・クイーン=ダスコ・ゴイヴィッチ「A Day in Holland」、アルヴィン・クイーン「ASHANTI」、ダスコ・ゴイコヴィッチ「After A Long Time」、本作「As Simple As It Is」、ダスコ・ゴイコヴィッチ「Belgrade Blues」(10インチ再発LP)。

 

【MERA(メラ)】

住所:長野県松本市梓川倭555-1 YAMATO第一ビル
電話:0263-30-8570
ホームページ:スープカリーの店 MERA - 新村/スープカレー | 食べログ (tabelog.com)

看板

お店の外観

カウンター席。テーブル席は満席で、お客様が次々にやってきました。人気店になっているようです。

カウンター席の前の方に、いろいろな香辛料の瓶が置いてありました。

座った席の前に張り出してあった、張紙が目について、冬のお薦めの、このスープカレーを注文。

広島県産大粒カキフライの海老だしスープカリー。ご飯は小盛りです。

そのあと、「岩海苔」を乗せ忘れたと、届けてくれました。

岩海苔の一部もトッピング。これで完成です。

このカキフライは、掛け値無しに大粒で、すごく美味しく、カキフライにライスだけでもいけそうでした。

野菜も盛りだくさんで、最後までしっかりといただきました。海老だしのスープは濃い目でした。この冬、また寄りたい。


ドナルド・バード「MUSTANG」、セブンイレブンの「ロックアイス」(キャンペーンで無料)で自宅ハイボール。

2022-11-27 19:30:00 | トランペット・トロンボーン

セブンイレブンでハイボールを二缶買うと、ロックアイス(氷)をもらえるというキャンペーンをやっていたので、角とトリスのハイボールを購入し、ロックアイスをもらいました。自宅で飲みながら聴いたのは、ジャズ・ロックです。

DONALD BYRD (ドナルド・バード)
MUSTANG! (BLUE NOTE 1966年録音)

   

ドナルド・バード(tp, 1932~2013年)については、「Fuego」(1959年)や「The Cat Walk」(1961年)といったハードバップ期のブルーノート作品を愛好してきました。最近、再発レコードで、ジャズロックやフュージョン系のものを聴いたところ、そちらも良いので取り上げました。

メンバーは、ドナルド・バード(tp)、ソニー・レッド(as)、ハンク・モブレイ(ts)、マッコイ・タイナー(p)、ウォルター・ブッカー(b)、フレディ・ウェイツ(ds)。ソニー・レッドはリーダー作は1作だけですが、サイドメンとしてこの時期にブルーノート録音があります。

曲目は次のとおり。

1  Mustang (Sonny Red)
2  Fly Little Bird Fly (Donald Byrd)
3  I've Got It Bad (Duke Ellington)
4  Dixie Lee (Donald Byrd)
5  On The Trail (Ferde Grofe)
6  I'm So Excited by You (Donald Byrd)
ドナルド・バード作が4曲、ソニー・レッド作が1曲に、デューク・エリントンとファーデ・グローフェの曲を収録。「On The Trail」は、組曲「Grand Canyon」(大渓谷)の3曲目で、ジャズの素材としても用いられ、ジミー・ヒース(ts)、デクスター・ゴードン(ts)ら多くの録音があります。

「Mustang」や「Dixie Lee」といったジャズ・ロックのナンバーが収録されていて時代も感じさせます。でも、フレディ・ウェイツ(ds)の小気味よいドラムスに乗り、ドナルド・バード(tp)はじめメンバーが快調で、なかなか楽しめます。ハードなイメージのマッコイ・タイナー(p)がジャズロックを演奏していて、微笑ましくもあります。バラードの「I Got It Bad」や、対旋律を見事に吹いている「On The Trail」と、ドナルド・バードはスタンダード曲でも冴えています。

(参考)本作から「Mustang!」が聴けます。

マスタング ドナルド・バード・セクステット (Mustang! - Donald Byrd Sextet) - YouTube

安曇野市宅で聴いているところです。飾ってあるのは、ドナルド・バードのブルーノート作品で、右から「Slow Drug」、本作「Mustang!」、「BlackJack」、「Kofi」、「Thiopian Knights」。「Thiopian Knights」だけは、オリジナルですが、あとは、近年再発されたレコードです。

ハードバップ期のアルバムも。直輸入盤の「フュエゴ」と日本のキング盤の「CHANT」です。

【たまには、おうちで居酒屋・バー】

近所のセブンイレブンで、角ハイボールを購入しようとしたら、対象商品を2個買うと氷がもらえるというので、トリスハイボールも購入。左端のロックアイスをもらいました。

「ROCK ICE GLASS」とあり、初めて使う商品です。中には氷がぎっちり。

蓋を開けて、そこに、サントリー角ハイボールを注いでみました。氷が溶けないので、はみ出ています。

おつまみを探してきました(笑)。ホワイトチョコレートがコーテイングされた高崎市のガトー・フェスタ・ハラダのラスクです。チョコレート代わりに。

すぐ食べれる味染みこんにゃくも出してきました。

カロリーが低くてよいです。一袋にこんにやくが、150g入っていますが、なんと65kcalです。

高崎駅ビルで、スタッフおすすめ商品として売られていたので、目にとまり、購入。手軽で美味しく、気にいっていて、リピートして購入しています。

お手軽バーというか、自宅でウィスキーです。たまにはよいか。そのうちに、「白州」や「余市」でハイボール作って、飲んでみたい。入手できるかどうか、最近、日本のウィスキーは人気があるようです。


ウディ・ショー「FOR SURE! 」、上田市の中国料理「福楼」で担々麺のランチ。

2022-11-10 19:30:00 | トランペット・トロンボーン

先日、上田市役所の斜め向かいにある四川料理「福楼」でランチをいただきました。中華料理でも、辛いのは苦手なのですが、担々麺、麻婆丼ともに、辛さ抑えめで、僕の口にもあいました。好みに合うトランぺッターです。

WOODY SHAW (ウディ・ショウ)
FOR SHURE! (COLUMBIA 1980年録音)

   

ウディ・ショウ(tp, 1944~1989年)は、多くのアルバムを残しましたが、日本ではあまり聴かれていないような気がします。ハードバップベースながら、アヴァンギャルドなところもあり、ハードなイメージが強いせいかもしれません。本作では2曲で、ストリングスを入れていて、寛いだ演奏が聴けます。

メンバーは、ウディ・ショウ(tp)、ラリー・ウィルス(p)、スタッフォード・ジェイムス(b)、ヴィクター・ルイス(ds)。そこに曲により、カーター・ジェファーソン(ts,ss)、カーティス・フラー(tb)、ゲイリー・バーツ(as)、Judi Singh(vo)、ストリングスなどが加わります。

曲目は次のとおり。

1  We'll be Together Again (Carl Fischer)
2  Opec (Woody Shaw)
3  Time is Right (Judi Sinch)
4  Ginseng People (Woody Shaw)
5  Why (Victor Lewis)
6  Josua C. (Woody Shaw)
7  Isabel The Liberator (Larry Willis)
「We'll be Together Again」だけがスタンダード曲で、あとは、参加したメンバーのオリジナルです。

ウディ・ショウ(tp)の録音を聴くたびに、その輝かしい音色に感嘆するのですが、本作でも相変わらず良い音色で吹いていて、聴き応えがあります。ストリングスを加えた「We'll Be Together Again」は、詩情が溢れ、スローテンポにおけるショウの素晴らしさを味わうことができ、「Ginseng People」では、ラリー・ウィルス(p)のきらびやかなタッチのピアノも新鮮で、活気に満ちた演奏が楽しめます。ヴォーカルを加えたり、ゲストを迎えていますが、レギュラーグループ中心の作品といってよいものです。

(参考)本作から、「We'll be Together Again」が聴けます。

Woody Shaw, 'We'll Be Together Again' (Carl Fisher) - YouTube

 

【福楼(ふくろう)】

住所:長野県上田市大手2-3-5
電話:0268-22-7155
ホームページ:福楼 (【旧店名】五川や) - 上田/中華料理/ネット予約可 | 食べログ (tabelog.com)

お店の外観

テーブル席へ

小上がりもあります。

福楼の名称は、フクロウから来ているようです。置物がありました。

ランチ限定の福楼セットを注文。

セットのサラダ

辛いのは苦手なので、そう辛くないようにお願いしますと、注文の際に頼みました。

担々麺。これで半分ですから、普通盛りだとかなりなボリュームだと思います。

麺は細くて、好みです。

マーボー丼。こちらも半分です。

杏仁豆腐。信州上田うまいものスタンプラリー参加店なので、スタンプもいただきました。


シオ・クローカー「Jazz at Berlin Philharmonic XⅡ:Sketches of Miles」、カレーの「べんがる」でランチ。

2022-11-03 19:30:00 | トランペット・トロンボーン

先日、ランチに上田市のカレーライス・洋食のお店「べんがる」を訪れました。初めて、ビーフカレーを頼みましたが、まずまず美味しい老舗の味でした。老舗のオーケストラ、ベルリンフィルの団員も参加したアルバム。

THEO CROKER (シオ・クローカー)
JAZZ AT BERLIN PHILHARMONIC XⅡ SKETCHES OF MLES (ACT  2021年録音)

   

マイルス・デイヴィス没後30年を記念して、ミュンヘンのレコード会社「ACT」の創業者のシギ・ロッホのプロデュースにより行われた演奏会を捉えたライブ盤です。ACTは、1992年に設立されたレーベルで、進歩的なジャズや現代音楽、ポストロックといったところを録音してきています。

メンバーは、シオ・クローカー(tp, 1985年生 Theo Croker)、Danny Grissett(p)、Joshua Ginsburg(b)、Gregory Hutchinson(ds)。CD2収録の曲目の編曲、指揮は、マグナス・リンドグレン。リンドグレンは、1曲テナー・サックスでも参加しています。ベルリンフィルの木管、金管楽器のメンバーがCD2に参加。

曲目は次のとおり。

CD 1
1 Pinocchio / Milestones (Wayne Shoter / Miles Davis)
2 Footprints (Wayne Shorter)
3 My Funny Valentine (Richard Rodgers)
4 So What (Miles Davis)

CD 2
1 Miles Ahead Suite 
2 Sketches of Spain Suite
3 Porgy and Bess Suite
4 All Blues (Miles Davis)
 
タイトルに惹かれて購入しましたが、ベルリンフィルの管楽器のメンバーが、CD2の録音に参加し、バックで演奏をしていることにまず驚きました。また、前衛的なトランペッターと思っていたシオ・クローカーがマイルス役として起用されていて、これにも驚きました。CD1はシオ・クローカー中心のコンボでマイルス・デイヴィス関連の曲をやっていますが、1960年代の名演を髣髴とさせるもので、大成功。CD2の大型編成による演奏では、ベルリンフィルの素晴らしいアンサンブルも聴け、2枚とも楽しめます。製作したACTレーベルはすごい。

ライナーノート掲載写真から、シオ・クローカー・カルテット

ベルリンフィル団員を加えて、CD2の曲を演奏している写真。

【べんがる】

住所:長野県上田市中央2-4-9
電話:0268-22-1036
ホームページ:べんがる 中央店 - 上田/カレーライス | 食べログ (tabelog.com)

外観。天気が良い日で、日射しがまぶしい。

ビーフカレー。混んでいたので、店内写真は撮りませんでした。ご飯は僕には多めでした。

コールスルー。キャベツですが、ドレッシングは自家製のようです。

ビーフカレー

珈琲。濃い目で、カレーにあう珈琲でした。