昨日から雨が降っていましたが、明け方上がって、昼ごろには蒸し暑くなりました。そこで、部屋の窓を開け放しておいたところ、すぐ近くの児童遊園から元気よく遊ぶ子供たちの声が響いてきました。少子高齢化の長野なので、このように子供が跳びまわってくれるのは嬉しいことです。少々うるさいのも我慢できます。名前に子供が入っている「Sue Childs」のアルバムにしてみました。あまり意味ないんですけど。
SUE CHILDS (スー・チャイルズ)
INTRODUCING (STUDIO 4 1963年ごろ録音)
スー・チャイルズのアルバムは、どうやらこの1枚だけらしく、彼女に関する情報にしてもジャケット裏面のライナー・ノートしかありません。この作品は、レーベルが珍しく、テナー・サックスのJ.R.モンテローズが2曲に参加していることで知られています。
彼女の経歴もよくわかりませんが、ミシガン州のフリント(Flint)生まれで、フリントとデトロイト(Detroit)エリアで、地元のミュージシャンの伴奏を得て歌っていたようです。Mr.C's Supper Clubでソトス兄弟(アルバムのプロデューサーはジム・ソトス)と共演したことからこのアルバムが制作されました。
伴奏は大型コンボで、トランペット、トロンボーン、サックス(bs、fl持ちかえ)、ギター、ベース、ドラムスです。「All or Nothing at All」と「You'd Be So Nice To Come Home To」にはモンテローズが加わっています。曲によりテナー・サックス、ギター、フルート、トロンボーンなどのソロも入り、ジャズよりの作品です。また、彼女の歌い方も迫力があり、声も太くどっしりとしています。ケイ・スターやティミ・ユーロの名前が頭の中をちょっとよぎりました。
曲目は、上記2曲に加え、「Out of Nowhere」、「You'll Never Know」、「Summertime」、「You Make me Feel So Young」、「Lonesome Road」、「The Girl From Epanima」など全10曲です。編曲が面白いです。「You'll Never Know」の熱唱をはじめデビュー・アルバムだとは思えない安定した歌いぶりで、はつらつとしています。
ここで客演をしているJ.R.モンテローズをホームページでとりあげました。時間があればご覧ください。モダン・ジャズやヴォーカルを聴こう J.R.モンテローズ