先週の日曜日、友人のmomomoさんが教えてくれた、上田市の音楽喫茶「テイクファイブ」に行ってきました。別所温泉に近いところに位置するログハウスのお店で、自作の大きなスピーカーで音を出していました。店主は、熱烈なオーディオファンで、お客さんもそのような方が見えていました。レコード(CD)コンサートも開かれているようで、ジャズに限らず音楽、オーディオのファンが集うお店です。ショパンの「幻想即興曲」などをいい音で聴きましたが、持ち込みのCDをかけてくれるということなので、今度はCD持参で出かけるつもりです。「Take Five」の入っているアルバム。
DAVE BRUBECK (デイブ・ブルーベック)
AT CARNEGIE HALL (Columbia 1963年録音)
上田市(長野県)には、ジャズの聴けるお店がないとずっと残念な思いだったのですが、実は「テイクファイブ」がありました。御主人にブルーベック(p)やデズモンド(as)のファンなのですかと尋ねるのを忘れました。お店の名前に有名曲を採用するのはしばしば見かけますが、もしかしたらテイクファイブは「5拍子」と「(5分間)休憩」を掛けて使用しているのかと想像を巡らせました。
非常に有名なライブ盤ですから、細かなデータは必要ないかもしれませんが、メンバーは、デイブ・ブルーベック(p)、ポール・デズモンド(as)、ジーン・ライト(b)、ジョー・モレロ(ds)。ニューヨークのカーネギーホールに登場してのライブで、彼らの人気ぶりがわかります。
曲は、ブルーベックのオリジナルが、「Bossa Nova U.S.A.」、「It's a Raggy Waltz」、「Blue Rondo A La Turk」(トルコ風ブルー・ロンド)など、デズモンドのオリジナルが、「Eleven Four」、「Take Five」(テイク・ファイブ)、それに「St.Louis Blues」、「For All We Know」、「Pennies From Heaven」といったスタンダード。このグループは、自作自演のヒット曲を持っていますが、拍手もやはりそういう曲に多いです。
オリジナル曲は、変拍子のものが多いですが、ジョー・モレロ(ds)のおかげもあってか自然に聴こえます。「Take Five」は、凝ったメロディですが、軽快で覚えやすいし、また、ピアノの定型パターンの伴奏がよく出来ていて、この伴奏が始まると期待感が高まるというものです。このアルバムでの演奏は、テンポが早くなっています。「Bossa Nova U.S.A.」や「Blue Rondo A La Turk」など、この4人の演奏は、スタンダードもさることながら、彼らのオリジナルが際立っています。
【テイクファイブ】
ログハウスのお店で、天井が高くて気持ちがよいです。薪ストーブを設置していて、薪小屋もあります。スピーカーは自作とのことですが、裏面が開いていてびっくりしました。いい音を安く聴くには、自作に限ると店主が仰っていました。お店の所在地などは下記名刺をご覧ください。