今月の10日から12日まで、所用で札幌に行ってきました。10日(土)の夜は、ブログ「デューク・アドリブ帖」管理人のデュークさんのご案内で、ジャズクラブ「DAY BY DAY」(デイバイデイ)を訪れました。数年前に立ち寄ったことがありますが、お店は変わっていませんでした。女性ヴォーカル+ピアノトリオというステージでしたが、男性ピアニストの気が利いた伴奏に感心しました。また、このクラブを訪れたいと願いながら、ホテルに向かいました。今夜はジャズ・ヴォーカルです。
SUZIE KUROIWA (黒岩静枝)
SUZIE + JOHN HICKS JAPAN TOUR '97 (beyond 1997年録音)
食べ物、飲み物が美味しくて、知らない間に飲み過ぎてしまうのが、札幌の夜です。今回は「DAY BY DAY」でライブを聴いている間に眠ってしまい、深く反省をしています。お店のオーナーは、歌手の黒岩静枝さんですが、彼女は全国的に人気があり、ツァーも行っています。当日は不在でしたので聴くことはできませんでした。その代わり、彼女の第2作目のアルバムを聴いてみます。
CDのパーソネルを見て、その伴奏陣にびっくりしたのを覚えています。メンバーは、Suzie Kuroiwa=黒岩静枝(vo)、ジョン・ヒックス(p)、ボビー・ワトソン(as)、カーティス・ランディ(b)、イドリス・ムハメッド(ds)。サッポログランドホテルにおけるライブ録音です。ジョン・ヒックス(p)のモーダルプレイは気に入っていたので、彼が入っていることもあり、即座にアルバムを買いました。
歌ものはスタンダードで、「Angel Eyes」、「The Boy From Ipanema」、「But Not for Me」、「Try A Little Tenderness」、「I Wanna Be Happy」、「He's Funny That Way」、「Sometimes I'm Happy」、「Love Me Tender」(ラブ・ミー・テンダー)、「Blowing in The Wind」の9曲、器楽演奏が、「Avopjia」、「Dedication」という2曲で計11曲。
Suzieの声は、ハスキーで黒っぽく、歌いぶりは、ソウルフルです。しかし、シャウトはしませんし、くどい感じはありません。「Angel Eyes」は、ブルーでやや異色ですが、いいムードです。早いテンポの迫力のある歌に加え、ヒックス(p)が、勢いのある細かいフレーズを刻む「I Wanna Be Happy」、リラックスしてワトソン(as)ら伴奏陣ともどもスイングした「Sometimes I'm Happy」、ベースの伴奏だけで始まるエルヴィス・プレスリーのヒット曲「Love Me Tender」などと、印象に残る歌が入っています。
【Day By Day】
札幌市中央区南5条西2丁目 中銀ビルB1
電話 011-521-6635
お店のブログ DAY BY DAY ブログ
店内の写真は、1枚だけ撮りましたが、ぼけていて、雰囲気だけです。