先日、松本市梓川のジャズ喫茶「アンの家」に出かけました。持参したレコードなどをかけてもらいましたが、アルテック(スピーカー)の低音再生が素晴らしく、ベース音など惚れ惚れでした。その装置で聴きたいレコード。
THE THREE SOUNDS (ザ・スリー・サウンズ)
BOTTOMS UP! (BLUE NOTE 1958, 59年録音)
ザ・スリー・サウンズは、1956年に結成され、73年まで続いたピアノ・トリオのグループです。ジーン・ハリス(p)、アンドリュー・シンプキンス(b)、ビル・ドウディ(ds)がオリジナルメンバーで、多数の録音をブルーノートレーベルなどに残しました。本作は、「Introducing」に続く彼らの2作目です。
メンバーは、先に書いてあるとおり。ザ・スリー・サウンズは、当時のヒット曲やスタンダードナンバーを取り上げ、適度なグルーヴを感じさせる演奏で、レコードも売れたようです。
(英文表記)Gene Harris(p)、Andrew Simpkins(b)、Bill Dowdy(ds)。
曲目は次のとおり。
1 Besame Mucho (Sunny Skylar, Consuelo Velazquez) 【ベサメ・ムーチョ】
2 Angel Eyes (Matt Dennis)
3 Time After Time (Sammy Cahn, Jule Styne)
4 Love Walked In (George Gershwin, Ira Gershwin)
5 I Could Write a Book (Lorenz Hart, Richard Rodgers)
6 Jinne Lou (Gene Harris)
7 Nothing Ever Changes My Love for You (Marvin Fisher, Jack Segal)
8 Falling in Love With Love (Lorenz Hart, Richard Rodgers) 【恋に恋して】
スリーサウンズのリーダーのジーン・ハリス(p)のオリジナルが1曲入っていますが、あとは、スタンダード曲です。「Nothing Ever Changes My Love for You」は、演奏されるのが珍しい。
ピアノトリオの編成で、収録曲の多くがスタンダードというスリー・サウンズのアルバムは、ブルーノートレーベルでは珍しいですが、グルーヴィーでリズミカルな彼らの演奏は、結構好きで、初期のものを中心にたまに聴いています。この作品でも、ジーン・ハリス(p)のタッチが意外に鋭く、アンドリュー・シンプキンス(b)のバッキングも細やかで、やはり一流だと感じます。「Besame Mucho」や「Angel Eyes」、「I Could Write a Book」あたりが、お馴染みのナンバーで、和みます。
(参考)本作から、「Besame Mucho」(ベサメ・ムーチョ)が聴けます。
飾ってあるレコードは、The Three Soundsのもので、右から「Hey There 」(Blue Note)、本作「Bottoms Up!」(Blue Note)、「It Just Got to Be」(Blue Note)。全て日本盤です。なお、ブルーノートには、彼らのリーダー作は、9枚あります。
飾り棚のところに、並べてあるヴォーカルのシーネ・エイのアルバム。CDが多いですが、レコードで出された場合は、購入しています。たまには、別の方向を向いて撮影。
【ジャズ喫茶 アンの家】
住所:長野県松本市梓川梓459
電話:070-5455-1941
営業:水曜日~日曜日 13時~19時。定休日:月曜日・火曜日
蔵造りのお店です。2018年5月オープンなので、早いもので6年経ちました。
少し前なので、紅葉にはまだ早かったです。
存在感のあるスピーカーです。低音の再生は、JBLよりもアルテックのスピーカーの方がぐっと伸びて、迫力があるように感じます。もっとも、個体差もあったり、アンプなどの再生機器にもよりますが。
アンプ類はマッキントッシュ。
レコード棚。開業当初より増えています。
持参したヘレン・メリル「CASA FORTE」(TRIO)をかけてもらいました。日本オリジナル盤です。
こちらも持参したカウント・ベイシー楽団「Breakfast Dance and Barbecue」(ROULETTE)。ジョー・ウィリアムスの歌のバックで鳴っている、サックス陣のソリのしなやかで、かっこいいこと。最高です。
(スタバのクリスマスブレンド)
アンの家では紅茶を飲んでいたので、帰宅したら珈琲が飲みたくなり、スタバで試供品でいただいたクリスマスブレンドを淹れてみました。
豆を見ると、結構深い焙煎具合です。スタバのお店でも、このクリスマスブレンドが本日のコーヒーとして提供されることが多くなっています。お店では、やや苦い感じがするので、クリームを入れることが多いです。電動ミルを使っています。
お湯を多めにして、やや薄めになるように淹れたつもりですが、もともとが深煎りなので、濃い目です。まずまず美味しくいただきました。
蔵造りのジャズ喫茶、”アンの家”は、
防音の為に、窓は、少なめ?・・・なのでしょうか・・・??
・・・雰囲気あって、お洒落な外装ですね・・・♫
スタバのクリスマスブレンドは、毎年、濃いイメージです・・・が、
私は、そう思いながらも、大丈夫なようです・・・^^;
・・・でも、もう少し、濃さが、控えめでも良いのかな・・・なんて、思いますが・・・。
それより、ブルーのカップ&ソーサーが、
とても目を惹きます・・・、
可愛いですね〜♪
ティーガーデン
C32+MC7270を使っていた僕からは故郷のような組み合わせです。もうゴリゴリのジャズが鳴りました。あまり言われませんが、マッキンはプリが良いのですよね。
当時は毎日がジャズ喫茶のようで疲れてきたのも事実ですが(いまは気楽です)、いまだ夢見ることもあります。あ、でも家にこんなアルテックがあったら倒れてしまいますね(笑)。
コメント遅くなりすいません。
こちらのお店ですが、昔の「蔵」を活用しています。そのままのデザインだそうです。
スタバのクリスマスブレンドですが、ケーキをあわせるためでしょうか、若干濃いように思います。何かケーキでも購入して一緒にいただいた方がいいかと、いつも思います。たまもは、その組み合わせです(笑)。
このカップ&ソーサーは、ポーランドからの輸入品で、高い物ではありませんが、向こうの伝統的なデザインのようです。もう一組買おうかと思っています。食器については、ビオラさんが使っているものが、センスがあって、いいなと、いつも拝見しています。
コメントありがとうございます。
マッキンのアンプは「Mclntosh C34V」です。パワーアンプは、書いていただいたとおろ、「Mclntosh MC7300」です。
この組み合わせは、ジャズには適しているようで、アルテックのスピーカーともども、50年代~60年代のジャズ再生向きです。
それにしても、6さんのお使いの装置はすごいですね。ジャズ喫茶と同様の装置ですから、かなり迫力があった(ある)のではないかと、羨ましいです。
この装置で聴く、50~60年代のジャズのレコードは、なかなかいい音で鳴っています。僕は、自分のレコードを持参しては、聴かせてもらっています。営業の邪魔かもしれませんが。でも、お客様はそう多くないので、気にしないことにしています(笑)。
コメントありがうございます、。