安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ホレス・シルヴァー DOIN' THE THING

2014-04-27 08:39:57 | ピアノ

ジャズ喫茶Mーgate(長野県北安曇郡松川村)に挨拶も兼ねて出かけてきました。お店に置いてあった「信州にジャズを広める会」の会報(平成26年3月31日発行)に、マスターの池原和雄さんが「ジャズ喫茶M-gateを開店して」と題して、開店のいきさつやジャズファンになったきっかけ、訪れたお客様のことなどを書かれていて、興味深く読みました。同店では、CDは使わず、レコードをかけています。僕もレコードを取り出しました。

HORACE SILVER (ホレス・シルヴァー)
DOIN' THE THING (BLUE NOTE 1961年録音)

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レコードは、国内盤がほとんどですが、輸入盤も少しは持っていて、聴いたのはユナイテッド・アーティストにより再発された「DOIN' THE THING」です。ブルーノートのものでも、再発(東芝直輸入品も含む)なら、そう高くないこともあり、つい衝動買いすることがあります。今日はレコードを楽しむ日にして、ソニー・クラークとカーティス・フラーのものも聴いてみました。ジャケットも下の方に掲げました。

「DOIN' THE THING」は、ニューヨークのクラブ「ヴィレッジ・ゲイト」における実況録音です。メンバーは、ブルー・ミッチェル(tp)、ジュニア・クック(ts)、ホレス・シルヴァー(p)、ジーン・テイラー(b)、ロイ・ブルックス(ds)。ミッチェルとクックというフロント陣も揃っていますが、やはり注目は、シルヴァーのリズミックなピアノでしょうか。

曲は、ホレス・シルヴァーのオリジナルで、「Filthy McNasty」、「Doin' The Thing」、「Kiss Me Right」、「The Gringo」の4曲。最後にシルヴァー・グループのテーマ曲となっている「Cool Eyes」が短く演奏されています。それぞれ、このグループに相応しい曲ばかりです。僕は、「Filthy McNasty」をことに気に入っています。

ファンキーさが溢れた活気あるライブが楽しめ、曲の紹介などアナウンスも録音されていて、雰囲気が伝わります。なんといっても、「Filthy McNasty」が最高です。ミッチェル(tp)が絶好調で、ソロもメロディアスでいいのですが、シルヴァー(p)の力強く調子のよいバッキング、ソロに興奮します。「Doin' The Thing」は、マイナーブルーズと紹介がありますが、テンポも早く、クック(ts)とミッチェルのソロは熱気を帯びて盛り上がり、ブルックス(ds)も派手なソロをとります。

【ジャズ喫茶 M-gate】

住所:長野県北安曇郡松川村85-28
電話:0261-62-2384
営業:11時~20時(ラスト・オーダー 19時) 
定休日:火・水曜日(年末年始は別に定める)

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レコードは現在1700枚で、買い増している最中とのことです。スピーカーはJBLのエベレスト。

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「信州にジャズを広める会」の会報に掲載されたマスターの文章(1ページ目)。

【続けて聴いた東芝EMI(株)による直輸入盤LP】

 

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いずれも中古で購入したものです。右のフラーのものは、シュリンク(薄いビニール)がかかったままです。この2枚は、国内盤LPも所持しています。