安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ロブ・バロン「WHAT'S IN STORE...」、旅の手帖2022年7月号の特集「青春18きっぷの旅」。

2022-06-19 19:30:00 | ピアノ

「旅の手帖2022年7月号」の特集は「青春18きっぷの旅」で、いろいろなコースが紹介されています。ローカル線を使わない人にも目的地の情報は役に立ちそうです。名前を知らなかったので、ローカルなミュージシャンの録音かと勘違いしたCD。

ROB BARRON (ロブ・バロン)
WHAT'S IN STORE (robbarronmusic 2015年録音)

   

ロンドンを拠点に活躍している英国のピアニスト、ロブ・バロンのアルバムが発売されていたので、購入しました。彼のホームページを読むと、影響を受けたピアニストとして、ウィントン・ケリーやシダー・ウォルトン、デヴィッド・ヘイゼルタインを挙げていて、ハードバップベースのスイングするピアノが聴けます。

メンバーは、ロブ・バロン(P)、コリン・オクスレー(g, Colin Oxley)、ジュレ三―・ブラウン(b, Jeremy Brown(b)、ジョシュ・モリソン(ds, Josh Morrison)。ギター入りのカルテットによる演奏ですが、コリン・オクスレーのギタープレイも、注目されます。

曲目は次のとおり。

Too Close For Comfort (Jerry Bock) 
Grooveyard (Carl Perkins)
We'll Be Together Again (Carl Fischer)
Dream Dancing (Cole Porter)
Who Cares (George Gershwin)
Lush Life (Billy Strayhorn)
Angel Eyes (Matt Dennis)
These Foolish Things (Jack Strachey) 【思い出の種】
Blues In The Moment (Rob Barron)
10  Moonlight in Vermont (Karl Suessdorf)【ヴァ―モントの月)
ロブ・バロンの自作「Blues In The Moment」以外は、スタンダード曲とよく知られたジャズオリジナルで、親しみやすい選曲です。

初めて名前を聞いた、ロブ・バロン(p)は、ロニー・スコッツ・クラブにも出演する英国では知られたピアニストでした。ハードバップ直系といった演奏をしていて、最初の「Too Close For Comfort」から、スイングし、しかもグルーヴィーです。「Who Cares」や「Angel Eyes」をアップテンポでやっていて、ちょっと驚きましたが、悪くありません。「These Foolish Things」や「Moonlight in Vermont」では、コリン・オクスレー(g)のソロもムーディーで癒されます。

   

ライナーノートにある録音時の写真。

【ロブ・バロン・ホームページ】

Rob Barron • Jazz Pianist • Composer • Arranger based in London UK (robbarronmusic.com)

(参考 バロン自身がアルバムを紹介しています。演奏も聴けます。)

Rob Barron Quartet - What's in Store - YouTube

 

【旅の手帖 2022年7月号】

   

表紙。交通新聞社発行の雑誌「旅の手帖」ですが、結構面白いので、6月号、7月号と続けて購入しました。

   

目次。今号は、青春18きっぷの旅がメインで、コースをいくつも挙げています。

 

   

「鉄道を彩る夏の花」と題して写真が掲載されています。

   

上の一枚とあわせて、北海道南富良野町のかなやま湖のほとりに広がるラベンダー畑。根室本線の金山~東鹿越間。7月下旬~8月上旬に開花するそうです。北海道の景色が素晴らしい。

   

観光農園「ファーム富田」の花畑と富良野線だそうです。7月上旬~8月下旬にキンギョソウやサルビアが咲く時期の撮影だそうです。西中~ラベンダー畑(臨時駅)間。臨時駅ができるというのは凄いですね。

   

青春18切符の紹介コースで、行きたくなったのは、仙台駅発の『海の味覚と歴史の詰まった荘内へ』です。酒田市の「すしまる」という寿司屋さんの名物「宝石ちらし」が美味しそうです。

   

酒田市の「山居倉庫」や竹久夢二美術館も面白そうです。

   

鳥海山を望む国指定名勝の庭園がある「本間美術館」(酒田市)もよさそうです。

   

「新幹線下車すぐ!城下町探訪」という、別の記事です。7月号は秋田市です。

   

千秋公園など訪れてみたい。

   

グルメや買い物場所などの紹介。青春18切符は、原則として普通車利用なので、限られた日程で使うのは難しいので、新幹線を利用して出かけてみたい。



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2 コメント

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Unknown (azumino)
2022-06-21 22:05:58
日曜日の午後3時の男さん こんばんは

拙ブログをご覧いただき、コメントもありがとうございます。

このアルバムですが、私もディスクユニオンで購入したものです。ジャケット写真の件ですが、ご指摘のように、あとで合成したものだと思っていました。

アルバムのタイトルが、「What's in Store」ですから、ちょっと笑ってしまいました。お店に何があるの、お店の中身は、といった感じで、自分のもあるよといったアピールでしょうか。曲目にもないし、本人が写っているので、そんな意味にとりました。

ロブ・バロンの第2作目のピアノトリオ作品もCDを持っているのですが、聴いた順番で、カルテットの方をとりあげました。こういう、ハードバップに近いストレートアヘッドのものは、最近そうないので、2作ともよいですね。
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このCDのジャケットの不思議 (日曜日の午後3時の男)
2022-06-20 22:54:27
安曇野ジャズファンの雑記帳さん、今晩は。
ご無沙汰しています、日曜日の午後3時の男です。
貴方が今回、紹介されています
ROB BARRON/WHAT'S IN STORE...ですが、
自主制作で2015年に録音されて、2016年にリリースされたのですが、日本国内の流通は、私が入手した(ディスクユニオン・オンライン通販)今年(2022年2月)からでした。
その時からこのCDのジャケットを見て、不思議に思っている事を書きますので、貴方の率直な意見、又は感想をお話しいただければ、ありがたいです。
では本題に入ります。このCDジャケットで、ROB BARRONがCD(レコード)ショップで右手で持っているレコードのジャケットのデザインが、このCDのジャケットデザインと全く同じ物に成っています。
では、その右手で持っているレコードジャケットの写真は、いつ撮影,製作された物
なのだろうかと言う疑問を感じます。
いいですか、ジャケットに使う写真を撮影する前に、既に本人がアルバム・タイトル
の入ったレコードのジャケットを、持っていると言う不思議。色々考えると夜でも眠れなく成りそうです(笑)。
私の推測ですが、撮影の時に別のジャケットか、白いジャケツトを持たせて撮影して、後から映像加工技術でそこに、はめ込んだんじゃないかと思うのですが、貴方はどう思われますか。感想をお聞かせください。
それと、KOLIN OXLEY(g)を外した同じメンバーで2020年にUbuntu Records から
From This Moment Onをリリースしています。スインギーなピアノトリオで楽しめますよ。
以上、長々と成ってしまいましたが、宜しくお願い致します。
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