昨日は、長野市から所用があった千曲市を経由して安曇野市の自宅へ車で行きました。高速道を使うことが多いのですが、今回は山道主体の一般道です。途中、麻績村(長野県東筑摩郡)の聖高原を通ったので聖湖のほとりで一休みしました。天候はいま一つでしたが、聖湖周辺に漂う清涼な空気が気持ちよく、いい気分転換になりました。湖のジャケットといえば、この名作です。
BILL EVANS (ビル・エヴァンス)
BILL EVANS At The Montreux Jazz Festival (Verve 1968年録音)
最近、いわゆる名盤を聴き直しています。スイング・ジャーナル誌の休刊は、誌面が面白くないというのがその最大の理由でしょうが、ジャズ自体の訴求力が低下してきている証左の一つかもしれません。でもジャズは面白いものだと、名盤でジャズの良さを再確認したいと聴いています。
本作は史上に名高いものですが、自分のホームページのビル・エヴァンスのページには掲げてありません。理由は、エディ・ゴメス(b)と僕の相性がよくなくて、しかも本作には彼の出番が多いからです。かきむしるようなベース奏法とフヤケ気味の音には、未だ馴れることができません。
エヴァンス(p)、エディ・ゴメス(b)、ジャック・デジョネット(ds)がメンバー。曲目は、スタンダードの「A Sleeping Bee」、「I Love You Porgy」、「The Touch of Your Lips」、「Embraceble You」、「Someday My Prince Will Come」に、エヴァンス作「One For Helen」、「Walkin' Up」、マイルス作「Nardis」、アール・ジンダース作「Mother of Earl」の全9曲。
フレッシュで、みずみずしいピアノの響きに魅了されます。両手をふるに使っているので、左手の動きに耳をそばだてました。そういう面では、ピアノが主体の「I Love You Porgy」、「The Touch of Your Lips」あたりが。トリオがドライブする「One For Helen」、「Someday My Prince will Come」は、切れ味がよく滑らかなピアノがスリリング。特に「Someday My Prince Will Come」における右手下降フレーズの躍動感には興奮を覚えます。
【聖湖】
聖山の裾に水がたまってできた自然湖。面積、81,500㎡、周囲1,532m、鯉、鮒、わかさぎなどがいるので釣りができます。周囲にはキャンプ場やレストランがあり、昔は、天然のスケート・リンクが設けられて僕も何度か滑ったことがあります。きのうは雨模様の天気でもあり、静かなたたずまいでした。
名盤ということで昔からさんざん聴きましたが、僕もazuminoさん同様ゴメスのベースが苦手(?)で、いつしか聴かなくなってしまった名盤です。
デジョネットのドラムスもあまりエヴァンスとは合っていないと感じてしまうのです。
世評と自分の好みが一致しないことはままありますが…。
「I LOVE YOU PORGY」はエヴァンスの美点が良く現れた名演だと思います。
初心に返って聴き直してみるのもいいかもしれませんね。
どうもここには同じような感覚の皆さんが集まっているようですね.
ボクは、 Scott LaFaro が入っている、"Portrait in Jazz"、"Explorations"、"Waltz for Debby"、"Sunday at the Village Vanguard" で十分すぎるほど、十分かな.
決して Eddie Gomez が嫌いなわけではありませんが・・・・あまり聞かないですね.
「いつか王子様が」は、「Portrait in jazz」でも演奏していますしが、ライブということもあってかこちらの方が奔放です。いろいろな人がやっていますが、スリルという点では、このアルバムが一番です。
Riversideレーベルの作品は、ラファロがいてトリオとして魅力がありますね。僕はVerveレーベルの作品も聴きますが、いろんな傾向が入りこんできて、いわゆるインタープレイという面では物足りない感じがあります。
ビル・エヴァンスで検索してたどり着きました。
ビル・エヴァンスいいですよね♪
僕はWaltz For Debbyを聴いてからすっかりファンです。
僕のブログで、「Portrait in Jazz」を紹介したのですが、こちらの記事のリンクを貼らせていただきました。
トラックバックもさせていただきましたので、もしよろしかったら承認してください。
よろしくお願いいたします。