安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

アナイス・レノ「AT PIZZAEXPRESS LIVE - IN LONDON」、タリーズコーヒーの「ピッツァ クワトロフォルマッジ」でお茶タイム。

2025-01-09 19:30:00 | ヴォーカル(A~D)

先日、長野市のタリーズコーヒー アイビースクエア店でお茶タイム。初めて「ピッツァ クワトロフォルマッジ」をいただきましたが、はちみつがかかった甘目のピッツァ(ピザ)で、おやつに適していました。ピザエキスプレスというお店でのライブCDを。 

ANAÏS RENO (アナイス・レノ)
AT PIZZAEXPRESS LIVE - IN LONDON (PX 2023年録音)

   

女性歌手のアナイス・レノですが、2003年11月29日スイスのジュネーヴに生まれ、オペラ歌手の父とヴァイオリニストの母とともに、幼い頃にニューヨークへ移住。10歳の頃から声楽や音楽を学び、実際に演奏する機会にも恵まれ、2021年に初アルバムをリリース、本作は、第2作目に当たります。

メンバーは、アナイス・レノ(vo)、ピート・マリンベル二(p)、デイヴ・グリーン(b)、ジョシュ・モリソン(ds)。マリンベル二(p)とは、度々共演をしていて、レノの先生でもあるようです。デイヴ・グリーンとジョシュ・モリソンは、英国のミュージシャン。録音は、ロンドンのソーホーにあるジャズクラブ「ピザエクスプレス・ジャズ・クラブ」で行われています。

(英文表記)Anaïs Reno(vo)、Pete Malinverni(p)、Dave Green(b)、Josh Morrison(ds)。

曲目は、次のとおり。

1  It's De-Lovely (Cole Porter)
2  Just Squeeze me (Duke Ellington,  Lee Gaines)
3  The Girl from Ipanema (Antonio Carlos Jobim,  Vinicius de Moraes,  Norman Gimbel)【イパネマの娘】
4  Supper Time (Irving Berlin)
5  Yardbird Suite (Charlie Parker)
6  Lazy Afternoon (Jerome Moross,  John Latouche)
7  Pannonica (Thelonious Monk,  Jon Hendricks)
8  At Long Last Love (Cole Porter)
9  Lover Man (Jimmy Davis,  Roger Ram Ramirez,  James Sherman)
10  You're Nobody Till Somebody Loves You (Russ Morgan,  Larry Sotck,  James Cavanaugh)
11  And So It Goes (Billy Joel)
スタンダード曲中心ですが、チャーリー・パーカー作「Yardbird Suite」やセロ二アス・モンク作「Pannonica」といったジャズオリジナルを歌っていて、選曲の幅が広くて驚きました。

こういうライブを聴きたいと思わせてくれるアルバム。アナイス・レノの歌ですが、音程、リズム、声質が抜群に良いせいか、聴いていて気持ちが良い。影響を受けた人として、エラ、カーメン、シナトラ、ビル・ヘンダーソンを挙げていて、フレージングの滑らかさは、シナトラ譲りかもしれません。オープニングでよくスイングしている華やかな「It's De-Lovely」、クールなボサノヴァ「The Girl from Ipanema」(イパネマの娘)、バラードの「Lazy Afternoon」は情景が浮かぶようですし、無伴奏でスタートする「Lover Man」あたりが印象に残ります。伴奏陣はソロ控えめで、好感がもてます。

ジャケットの写真。アナイス・レノ

ピート・マリンベル二(p)、デイヴ・グリーン(b)、ジョシュ・モリソン(ds)。

ジャケットの裏面。「PX records」とありますが、こちらのジャズクラブ「PizzaExpress」のレーベルのようです。ホームページを見たら、他にもアルバムを出していました。昨年は、スコット・ハミルトンも出演していて、結構、有名なクラブかもしれません。ソーホーには、ロニー・スコッツがあります。

(参考)本作から、「it's De-Lovely」が聴けます。

It's De-Lovely [At PizzaExpress Live]

   

デビュー作の「Lovesome thing」のジャケット。デューク・エリントン、ビリー・ストレイホーン曲集です。

【アナイス・レノ・ホームページ】

Anaïs Reno

マンハッタンの「Birdland Jazz Club」をはじめ、フィラデルフィアやセントルイスなどのジャズ・クラブに出演予定。

なお、上記ホームページによると、アナイス・レノの第2作目のスタジオ録音が、2025年にClub44 Recordsからリリース予定だそうです。伴奏は、ピーター・バーンスタイン(g)、デヴィッド・ウォン(b)、ジョー・ファーンズワース(ds)で、豪華。もちろん、購入して聴くつもりです。  

 

【タリーズコーヒー 長野アイビースクエア店】

住所:長野県長野市 南千歳1-3-7 アイビースクエアビル1F

ホームページ:Taste The Difference | TULLY'S COFFEE - タリーズコーヒー (tullys.co.jp)

外観

天井はありますが、オープンスペースに机、椅子が置いてあり、席になっています。さすがに、冬で遅めの時間なので、誰もいません。

店内もほとんどお客様はいませんでした。

ちょっと食べたかったので、ピッツァ クワトロフォルマッジのセット(ドリンク付き)を注文。

タリーズでもコーヒー豆の種類を貼りだしてありました。試飲もできるようで、感心しました。

ピッツァ クワトロフォルマッジと本日のコーヒー

『もっちりと香ばしいピッツァ生地に4種のチーズ(モッツァレラ・ゴーダ・パルメザン・クリームチーズ)とはちみつをトッピング。風味豊かなチーズの旨みとはちみつの甘みが合わさる奥深い味わい』だそうです。

取り分けたところ。生地がもちもちしていて、意外に食べ応えがありました。

本日のコーヒー。ブラジル ファゼンンダパウで、ちょっと酸味がありますが、飲みやすい珈琲です。タリーズの珈琲ですが、たまに僕の好みに合うものがあります。これは、そんな珈琲でした。