11月4日(土)に八木隆幸トリオのライブが、北八ヶ岳・蓼科の「ピラタス2」で開催されたので、聴きに行きました。
八木隆幸トリオの演奏写真。
(メンバー)
ピアノ:八木隆幸
ベース:伊藤勇司
ドラムス:二本松義史
(曲 目)
1 If I Should Loose You (Ralph Rainger) 【あなたなしでは】
2 Dusk In Temple (八木隆幸)
3 Blues on the Corner (McCoy Tyner)
4 Varadero Maria (八木隆幸)
5 Ruby My Dear (Thelonious Monk)
6 Soulful Mister Timmons (James Williams)
〈休憩〉
1 You and The Night and The Music(Arthur Schwartz) 【あなたと夜と音楽と】
2 Naima(John Coltrane)
3 Congo Blue (八木隆幸)
4 'Round Midnight (Thelonious Monk)
5 Ancient Prayer (八木隆幸)
6 The Song Is You (Jerome Kern) 【歌こそは君】 (アンコール曲)
(感想など)
2019年2月に八木隆幸クインテットの演奏を聴きました(その記事へのリンク)が、それが良かったので、今回のトリオ編成によるライブに足を運びました。最初の曲が、「If I Should Loose You」で、テンポや曲の運びなど、ハンク・モブレー(ts)のアルバム「Soul Station」中の同曲を連想させるもので、はじめから、一人で盛り上がりました。
ビル・エヴァンスの演奏で有名な「You and The Night and The Music」も取り上げてくれ、スタンダード曲を楽しめました。また、八木さん(p)は、マッコイ・タイナー作「Blues On The Corner」や自身のオリジナル「Congo Blue」における厚い和音を使ったハードなプレイで本領を発揮していました。
伊藤勇司さん(b)は、「’Round Midnight」などでフューチャーされ、二本松義史さん(ds)の「Congo Blue」におけるソロもスリリングでした。本来はバラードのジョン・コルトレーン作「Naima」をゆったりとしたボサノヴァでやっていて、ちょっと意外でしたが、八木さんの編曲がなかなかよかった。
(演奏写真)
八木隆幸(p)
伊藤勇司(b)
二本松義史(ds)
曲の説明などをしている八木さん。
(演奏者のプロフィール)
八木隆幸
ピアニスト、作曲家 プロフィール 京都生まれ。酒井潮にジャズオルガンを師事。後にピアノに転向。 NYにて、Walter Bishop jr.,Ronnie Mathews,Barry Harris,Norman Simmons,Frank Hewitt等に師事。日米交換プログラム、アーティスト・イン・レジンスに参加、作曲家Frederick Tillisに師事。東京に居を移した後、NHKセッション505、2010、2011、2016に出演。第24回浅草ジャズコンテスト、ソロ部門てグランプリ受賞。diskunion のレーベル 、JazzTOKYO RECORDS の第一号アーティストとして発表した2枚のNY録音のアルバムでは2015年にRodney Green、Ben Williams、2018年にRalph Bowen、Scott Wendholt、Jay Anderson、Billy Drummondと共演。JazzTOKYO RECORDS 3枚目はキング関口台スタジオでのダイレクトカッティング録音を含めこれまでリーダー作は12枚。ライブ演奏にこだわって精力的に都内や各地でツアーや演奏活動をしている Blues とBebopに根差した伝統的サウンド;と現代的なサウンドとの融合、スピード感溢れる演奏と叙情性とを合わせた自分なりのスタイルを追求している。
ホームページ:TOP of jazz pianist takayuki yagi web (yagitakayuki.com)
伊藤勇司
1991年、大阪府生まれ。出生後間もなく千葉県へ移住。県立富里高校への入学と同時にジャズオーケストラ部に入部。指導顧問である篠原正樹(tp)にジャズを師事、独学でベースを始める。在学中、ミシガン州立大学やモントレー州選抜メンバーとのジョイントコンサートに加え、毎年モントレーにて開催されるネクストジェネレーションフェスティバルにもゲスト出演。2013年に活動の拠点を東京に移し本格的に演奏活動を開始。現在は首都圏を中心に伊藤勇司トリオ、EniGmAなどのリーダーライブを精力的に行なうほか、多くの著名なグループやセッションに参加。2018年11月には世界最高峰のドラマー Herlin Rileyとの共演を果たすなど、近年その活躍の場をさらに広げている。2019年11月に1st アルハバム[MySeasons]を発表。
ホームページ:伊藤勇司 HP (bassist-jazz-0313.wixsite.com)
二本松義史
福島県南相馬市出身。12歳からドラムとクラシックパーカッションを始める。1997年、洗足学園短期大学(ジャズコース)に入学し大坂昌彦氏に師事。2001年、バークリー音楽大学の奨学金を得て渡米。2003年には同校の代表に選ばれBlue Note New Yorkに出演。卒業後ニューヨークに活動の拠点を移し幅広く活動。2008年、日本に帰国。2009年、横浜Jazz Promenade 2009に於いて山田拓児Quintetで「グランプリ」、個人賞として「洗足学園音楽大学賞」、第29回浅草Jazzコンテストに於いて、山田拓児Sextetで「金賞」を受賞。2010年、Summer Sonic 2010に出演。TOKU with Strings & HornsのメンバーとしてBlue Note Tokyoに出演。以降、様々なバ;ントドで全国各地のフェスティバルやジャズクラブに出演し活動中。2021年にはニューヨーク滞在時に結成した日本人5人組バントUoU(ユーオーユー)にて3rd Album「You Owe You」とライブ版Blu-ray Disc「Streaming Live 2020 at Studio Dede」を同時発表。
ホームページ:二本松義史ブログ「叩くべし×3」:SSブログ (ss-blog.jp)
【ピラタス2】
住所:長野県茅野市北山4035-2148 蓼科高原ピラタスの丘
電話:0266-67-4150
ホームページ:天空のライブハウス「ピラタス2」蓼科高原ピラタスの丘 素泊りの宿 (p-pilatus.jp)
看板
玄関
飲食物は持ち込み自由です。僕は、ノンアルコールの「よわない檸檬堂」とポッキーなどおつまみを。林檎はいただきました。