ヨシガモ (葦鴨) は越冬のために日本へ飛来する冬鳥 ですが、私めの住む中国地方では飛来数はそんなに多くないようです。
ヨシガモのオスは額から後頭、眼先、頬の羽衣が赤紫(茶)色で、眼から後頭の羽衣が金属光沢のある緑色が特徴で、「ナポレオンハットのカモ」と呼ばれる理由がお判り頂けると思います。 それと額に白斑があるのも特徴です。(↓)
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(↓)は、共に後ろ姿ながら ヨシガモの番(つがい)です。 右側がヨシガモのメスで、全身が褐色の地味な姿はカモ類の特徴ですが、ヨシガモは雌雄ともに嘴(くちばし)が黒いのも特徴です。 (左上がヨシガモ♂で、左下の茶色の頭はヒドリガモ♂です。)
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ヨシガモのオスには、もう二つ特徴があります。
一つは白い喉に黒い首輪状の斑紋が入っていることです。
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もう一つは、(↓)を見ての通り、白縁に黒の羽(三列風切羽)の後部が長く伸びて湾曲して左右に垂れ下がっていて 小さい尾を隠していることです。
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(↑)の様に 湾曲して垂れ下がっているさまを、雨の中で着る蓑(みの)になぞらえて「 蓑羽 (みのばね) 」と言い、ヨシガモを「ミノガモ」という別名で呼ぶこともあります。
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