「 三次のブッポウソウ 」 の第3回目です。
第1回目は(→ こちら)で、 第2回目は(→ こちら)です。
森の中で夜間「ブッ・ポウ・ソウ」と聞こえ、仏・法・僧の三宝を象徴するとされた鳥の鳴き声が、このブッポウソウの声であると長年信じられて来た為、この名前(仏法僧)が付けられたのですが、実はこの「ブッ・ポウ・ソウ」の鳴き声の主はコノハズク (フクロウの仲間)であることが1935年に判明しました。
ブッポウソウの本当の鳴き声は、私めも初めて聞きましたが、「ゲッゲッゲッ」といった汚く(?)濁った音の鳴き声で、容易に判別でき、直ぐに聞き慣れましたです。
それでは ブッポウソウが鳴く姿を幾つか見てください。




今迄の写真は、電柱に設置した巣箱を見に来たブッポウソウの姿でしたが、(↓)は山の木に止まって鳴いている姿です。 しかし、枝の葉で顔が隠れてしまっている いわゆる「枝被り」状態です。 でも大きく口を開けて鳴いているのが判ります。

最後に、上掲の写真からお判りのように、ブッポウソウは体を立てて止まる「縦止まり」をするのが普通ですが、しゃがみこむように止まっている珍しい姿を載せておきます。(↓) この姿勢が何を意味するのか、初めてブッポウソウを見る私めには判りませんです。

朝5時出発、高速道路と田舎道、江の川沿いの山道を 計2時間半程走って三次市作木町の某地区に着いたのですが、高速代とガソリン代と運転疲労を賄って余りある十分な鳥撮りの成果と価値がブッポウソウにはありましたです。
次は7月上旬に、ブッポウソウの雛が孵って親鳥が餌を運ぶ様子を撮りに行きたいと思っておりますです、はい。 乞御期待!
(画像をクリックすれば大きな画像になりますので、お試し下さい)