私事ですが、太陽光発電の営業に敗れました。私の営業力では香川の冷え切った市場に打ち勝つことは出来ませんでした。後2年の辛抱で太陽電池のコストダウンにより市場も活性化されるとは思うのですが、その2年間を持ちこたえることが出来ませんでした。残念です。何時かリベンジしたいものです。
それにしても、2年間を待っている間に、世界の情勢は全く変わっているはずです。そのときには欧米の太陽光発電に追いつくことは出来なくなっているのじゃないでしょうか。日本政府の無策は日本を環境後進国にしてしまうのかもしれません。
一体どうしたら良いのでしょう。面白い考え方がありました。
萬晩報より
チェコの大統領から学んだ地球環境問題 2007年03月29日(木)
・・・略
これはチェコのクラウス大統領がワシントンのシンクタンク(CATO)で講演された時のひとコマである。
日本は森林と澄みきった湧き水に恵まれた実に美しい国であると、来日された時の感想を述べられた。・・・中略
続いて、九州で温泉に入って感動された話をされ、その後、フランス産のミネラルウォーターが出てきたのには驚いたと。こんなに水資源に恵まれている日本人がはるばるフランスから輸送されてきたミネラルウォーターを飲んでいることが、輸送費、エネルギーの消費を考えると、これこそ環境破壊だという話であった。会場は、この話に湧いた。
単純に物流を考えただけでも、フランスから、ヨーロッパ大陸、大西洋、喜望峰、インド洋、太平洋とはるばる日本に入ってくるミネラルウォーターの付加価値は非常に高くなる。生産、販売を加えると、如何に無駄なコストとエネルギーを費やしているのであろうか。世界で最も水資源に恵まれた日本の新鮮な水を飲まずに、フランスのブランドに惹かれ新鮮とは言えない水を飲み、それを地球環境問題と意識しなかったことに問題があるように思う。・・・中略
チェコ大統領のミネラルウォーターの指摘は、意外と地球環境問題を考慮する上の死角になっていたように思う。身近にあるものを有効に活用する。これこそ地球に優しい活動だろうと思う。
地球環境問題を複雑に考えるより、実にシンプルに日本の新鮮な水を飲み、地元の畑や山でできた旬の野菜や果物を食べ、田んぼでできたお米を食べ、川や海で獲れた新鮮な魚を食べる。この先人が行なってきたことを忠実に守ることが、地球環境問題にとって最も賢明な生活習慣だと考えられる。・・・以下略
これは考えさせられますね。本当にばかなことをやっているんですね。日本政府も、太陽光発電など自然エネルギーの活用に力を入れないのならせめてこうした無駄を止めることで環境問題に貢献することを考える必要がありそうです。
と言うか、政府任せではどうせ何もやらないでしょうから、日本人一人ひとりが本当に真剣に環境のことを考えるべきなのでしょう。
それとも、共倒れか!