団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

シリコンバレー

2007年04月19日 | 太陽光発電

  第2747回第2752回でも取り上げたように海外特にアメリカやドイツで太陽電池に参入する企業が増えているようです。
  あのシリコンバレーが乗り出したそうです。

  FujiSankei Business i.より

  現在の太陽電池 IT革命前夜と同じ、シリコンバレーが環境拠点に 2007/4/17

  ■06年595億円、チャンス求めて投資集中

世界の頭脳が集まる米カリフォルニア州のシリコンバレーが環境ビジネスの一大拠点に生まれ変わろうとしている。同地域に集積しているIT(情報技術)関連企業を中心に、新たな技術革新とビジネスチャンスを求めて環境技術への投資を拡大しているためで、2006年は同分野に約5億ドル(約595億円)もの投資が行われたと試算されている。背景には、地球温暖化防止技術へのニーズや米国の対外エネルギー依存に対する懸念などがある。(坂本一之)

  ≪頭脳はエネ志向≫

 ロイター通信によると、シリコンバレーの多くの企業が地球温暖化防止につながる環境技術への投資にシフトしている。06年の欧米全体での同分野の投資額は36億ドルだったが、その約7分の1がシリコンバレーに集中していることになる。

 シリコンバレーの企業は太陽エネルギーや燃料電池、風力エネルギー、バイオ燃料、新電力網などさまざまな環境技術の開発に着手している。・・・中略

 また、パネルを製造するメーカーの社長は「太陽電池産業は現在、コンピューターチップが普及する前夜の1983年と同じ状況にある」と、今後の需要急拡大を確信している。

  第2747回Applied Materials第2636回で取り上げたTesla Motorsシリコンバレーの企業だそうです。
  やはり日本がのんびりしている間に気が付いたら欧米企業に太陽電池市場を取られてしまっていたなんてことが起きるかもしれません。

  市民のための環境学ガイドIPCCのWG2報告書  04.08.2007の最後にそんな日本の危機に触れた言葉がありました。

 ・・・略

 いずれにしても、日本という国は、対応が遅い国として著名。なんとか対応を加速することだけはしなければ。米国は、現時点では最大の反対勢力ではあるが、最近の米国最高裁判決に見られるように、明らかに態度が変わってきている。ブッシュの任期内には、それほど大きく変わらないかもしれないが、その次の政権で、ガラっと変わることは覚悟をしておいた方が良いだろう。となると、日本という国は、今のままだと、ほぼすべての先進国に置いていかれる可能性が大だ、と言えるだろう。

 何となく世界に置いてきぼりにされた日本の未来が見えるようです。太陽電池でエネルギー大国になれるチャンスがあるだけにこの対応の遅さが残念でなりません。

諦めるしかないのか!