第2753回の大日本印刷に続いてソフトエネルギーで色素増感太陽電池の記事がありました。
"緑色革命!?"、ニュージーランド発の色素増感太陽電池の色はグリーン
シリコン太陽電池の十分の一のコストで太陽光発電が可能。そうした言及は、色素増感太陽電池がこの世界に発表されて以来、なんども繰り返されてきました。しかし、問題は、いくら安くて簡単に作れても、使えなかったのです。何よりも、普通の色素では、発電しても寿命が短いということがあります。色素は、紫外線で退色するからです。逆に色素でも高価な色素では、あまり意味がありません。また、根本的には変換効率が低いことも問題となります。世界でさまざまな色素が試され、実用化、製品化にむけてしのぎを削っています。
そして、今回のものは、ニュージーランドで光触媒と同じ原料である二酸化チタンを利用した合成葉緑素だということです。色はまさに緑。シリコン系太陽電池が直達日射を必要とするのに対して、窓や壁に装着し、散乱光でも効率よく発電するということです。・・・以下略
参考:Taking Nature's Cue for Cheaper Solar Power
コストダウンに期待していた色素増感太陽電池が寿命が短いとは知りませんでした。それにしても、色んなところで研究が進んでいるようですがどれもこれも直ぐに実用化されるところまで行かないのが歯がゆいですね。
やはり、後2、3年待たないとコストダウンは現実のものとならないのかもしれません。それまで日本の太陽光発電の市場が消えなければ良いのですが。
と市場に敗れ去った私が何時までも引かれものの小唄を歌うのも未練がましいですね。とは言いながらも太陽光発電こそ未来を救うと信じる私としてはどうしても気になります。
何とか実現して欲しい!