団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

誇大報道

2007年10月06日 | マスメディア

  

10月3日の産経新聞のコラム「産経抄」には驚きました。何と朝日新聞への反論でした。反論にも驚きましたがもっと驚いたのはその中身でした。

  産経抄

  拝復 朝日新聞論説委員室さま。9月28日付夕刊の「『産経抄』の良心」と題されたコラムを拝読しました。安倍退陣について「靖国神社参拝や村山、河野談話の見直しを求め続けたあなた方の身びいきこそ、(安倍氏に)重荷だったのではないか」とご指摘いただきましたが、物は言いようだとつくづく感心致しました。

  「事実の確認だけはくれぐれもお忘れなく」ともご忠告をいただきましたが、その言葉はお返ししなくてはなりません。そう、先月29日に開かれた沖縄戦での住民の集団自決をめぐる教科書検定への抗議集会の報道ぶりです。

  貴紙は1面で「沖縄11万人抗議」と大見出しをとり、きのうも「県民大会に11万人が参加した」と書いておられます。でも、11万人は主催者発表の数字です。記者は何の疑問も持たなかったのでしょうか。

  抄子は宜野湾市内にある会場を何度か訪ねていますが、会場の面積は約2万5000平方メートル、つまり160メートル四方に過ぎません。当日の航空写真を見ると空きスペースもあり、どう数えれば11万人にもなるのでしょう。

  もったいぶってすみません。関係者によると、参加者は最大で4万3000人だそうです。沖縄の警察は、主催者の反発を恐れてか真実を発表できないのです。江藤淳先生が生前、指摘された「閉された言語空間」がなお存在するようです。

  主催者発表通りに集会の規模を2・5倍も誇大に報道する姿勢は、戦時中に大本営発表を垂れ流し続けた貴紙の過去とだぶってしまいます。そうそう、貴紙は論調の異なる読売、日経とネット事業や販売部門で提携されるそうですね。思い切った決断に拍手を送りますが、新聞でもネットでも事実の確認だけはくれぐれもお忘れなく。 敬具

  あの大々的に11万人とマスコミが報道した人数がこれほどの誇大報道とは恐れ入ります。
 私も、テレビで上空からの映像を見た時にあんな狭いところに11万人も居るのだろうかと疑いました。一体、どちらが本当なのでしょうか。いつもの巡回でも何件かこれを取り上げていました。

   反日議員を落選させる会 → 「11万人沖縄集会」をでっち上げ

   クライン孝子の日記 → 20071004


  毎年、正月の初詣の各神社仏閣への何百万人という人出の数字にも何時もどうやって数えるのか知らないが本当なのだろうかと半信半疑のところがありますが、それでもその誤差は態勢に影響のあるものではないので気楽に聞いていられます。ところが、今回の場合は見過ごすような問題では無いでしょう。

  それが証拠に、その人数に驚いて政府が見直そうとしている位なのですから。こんなでたらめな数字を素直に信じてあたふたする政府も政府ですが、平気でこんなことをするマスコミの恐ろしさを改めて感じます。いよいよこの国は危なそうです。

何とも怖いですね!